喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

こおろぎの鳴き声

2011-09-29 | 徒然日記

昔の人は、こおろぎの鳴き声を、
「肩刺せ、裾刺せ、綴れ刺せ」と聞きなして、
冬仕度の為の着物の手入れにとりかかったそうだ。

スタッフが訪問先で、お年寄りから教えてもらったと、
えらく感心して、私にも教えてくれた。

調べてみたら、
古今和歌集の中に、次のような歌があり

「秋風に ほころびぬらし藤袴
つづりさせてふきりぎりす鳴く」(在原棟梁)

平安時代にはこおろぎの鳴き声を、
「綴り刺せ」と聞きなしていたとあった。

ところで、「きりぎりす鳴く」だけど、
平安時代は「こおろぎ」を「きりぎりす」と呼び、
「きりぎりす」を「こおろぎ」と呼んでいたのだそう・・・・・

こおろぎの種類は多く、
日本では90種類とも言われ、
単にこおろぎというとツヅレサセコオロギを指すそうだ。

この↓日本のこおろぎ類の鳴き声を聞くと、
http://www.nat-museum.sanda.hyogo.jp/wave/wav_korogi.html
こおろぎによって鳴き声が違うのに

秋の夜長、虫の声に耳を澄ませてみよう。

コメント
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