第43番 良参寺のある美浜町小野浦は、
江戸末期から明治20年頃にかけて、
千石船の基地として全国に知られていたのだそう。
1832年(天保3年)、小野浦の千石船「宝順丸」が遭難し、
消息が途絶え、難破してしまったものと、
乗組員一同の霊をなぐさめるために
良参寺にお墓が建てられた。
しかし、小野浦出身の吉次郎と音吉の兄弟、
熱田出身の岩吉の通称「三吉」は生き残り、
アメリカにたどり着く。
しかし、ハワイ、ロンドンと経由して、マカオに送られ、
そこで、初の邦訳聖書の制作に協力する。
これは現存する最古の日本語訳聖書で、
尾張の3人から日本語を学んで翻訳したため
尾張の方言がはいってるのだそう。
彼らは日本への帰国を切望しながらもかなわず、
音吉はマカオで生涯を終えている。
平成18年に、音吉の遺灰が173年ぶりに日本に戻り、
良参寺に納められた。
http://www.town.aichi-mihama.lg.jp/docs/2013100806067/
来月5日には聖書和訳頌徳碑記念式典で音吉像除幕式もあるそう。
http://www.bible.or.jp/main.html
この式典、57回目らしい。
三吉のことも式典のことも、ちっとも知らなかった!!
最古の邦訳聖書を読んでみたいものだ。
ホームページより拝借
ソニー創業者でもあり、
造り酒屋盛田家の十五代当主でもあった、
故盛田昭夫氏の常設展示室もある、
170年前の醸造蔵を改装した、「盛田味の館」。
中々、雰囲気、いい。
ここで、
菜めし田楽定食をいただいた。
食事の後に、たまりしょうゆソフトクリーム。
常滑に仕事でよく通ってたけど、
こんな所があるなんて、知らなかった。
三度目にやっと、
知多四国の第4回のお参り
このお寺、第44番大宝寺からスタート。
今日は19か寺参拝。
※おかもとぶんや(岡本文弥)
浄瑠璃太夫の代々受け継がれた名前で、本名は井上猛一。
1997年に101歳で亡くなっている。
無形文化財の保持者でもあったらしい。
96~7歳の時に、岡本文弥さん、
大宝寺に参拝したんだね。