普門山 松尾寺の本堂の中に、
昭和十年の松尾寺秘仏御開帳の際に、
岐阜県各務原飛行学校から奉納された、
木製のプロペラが掲げられていた。
外国でも木製プロペラが製造されていたようだけど、
戦時中、日本は金属が少なく、
木に頼らざるを得なかった時期もあったんだろうね。
しかし、戦闘に耐えられたんだろうか。
戦時中、本土決戦態勢が取られていた折、
訓練を終えた多くの航空隊員が出陣前に松尾寺へ参詣し、
戦場へ飛び立っていったのだそう。
私が住んでる近くに、零戦の復元機などを収蔵する
資料室があって、
4~5年前に「風立ちぬ」という映画が公開された時に
零戦見学に行ったことがある。
その時、木製のプロペラあったのかな?と
記憶が定かではないが。
木製プロペラを調べていたら、
形がいろいろあるみたいで、
http://www.kumamoto-senseki.net/2-2/index.html
他にも奉納されてたり、
http://www.isesaki.or.jp/puropera.html
https://pressair.exblog.jp/20746991/
私の住んでる隣の犬山市にある
名鉄犬山ホテル敷地内の有楽苑国宝の茶室に、
https://www.forest.ac.jp/academy-archives/kohara002/
「木製プロペラ」を利用した四阿(あずまや)があるなんて、
気づかなかった。
是非、見に行かなくっちゃ。
松尾寺の本尊は、白鳳9年(680)、
役の行者が松尾寺山中で修行中、
空中より飛来して来た二体の観音像で、
飛行観音と言われ、
海外渡航者や航空関係者から
篤い信仰を得ているのだそう。
松尾山山頂付近にあった本堂は
戦国時代に一度消失。
その後彦根藩主井伊家の庇護を受け、
江戸時代に再建されたのだそう。
しかし、昭和56年の豪雪で倒壊。
今の本堂は2012年6月に
醒井楼の裏手に再建されたものだそう。
檀家さんを持たないお寺ということで、
お寺の維持、大変だろうな・・・・・・・。
自然を愛で、美味しい虹鱒を食し、
ご住職やお母様から心を引かれるお話を聴き、
ゆったりとしたいい時間を過ごせて、
の糧に。
糧が多すぎる。
夏用のポスターだけど。
ハリヨがつがいで泳いでいる姿。
ハリヨは口に卵や稚魚を入れて
危険から守るんだそう。
蕪は梅花藻かな。
炭で焼いた、プリンプリンのよく太った虹鱒。
身が柔らかくて美味しかった。
デザートは栗の渋皮煮だったけど、
写真は
食後に湧水でいれるコーヒーをオーダーし、
そのお茶請けの柿羊羹。
撮り忘れて一切れになってしまったけど。
羊羹というより、熟柿そのまんま
といった食感で美味しかった。
醒井楼は松尾寺直営で、
調理師の資格も持っておられるご住職さんが
料理されているのだそう。
帰りがけに、
挨拶に顔を出されたご住職のお母様が
いろいろ話をして下さって、
九ちゃんも来たんだと。
ちょうど前日、ネットで
「主人 坂本九のお誕生日」(柏木由紀子オフィシャルブログ)
「77歳のお誕生日!」(大島花子オフィシャルブログ)
たまたま、この記事読んでたので、
なんて偶然な縁なんだと、
深緑や錦秋の頃に
もう一度来たい場所。