東海ラジオの「小島一宏モーニングあいランド」で、
「鈴木杏樹のいってらっしゃい」というコーナーがある。
今週は出世魚のことをやっている。
今朝は「ぼら」のこと。
「ぼらの大群が川をさかのぼってきた」というニュースで知る名前。
標準和名 幼 魚 中年魚 成魚 特大魚
ぶり ワカナ ヤズ ブリ ブリ ブリ
ツバス ハマチ メジ
すずき セイゴ フッコ スズキ
ぼら オボコ イナ ボラ トド
「いなせ」や「とどのつまり」の語源は
このボラからきているのだそう。
「いなせ」は中年魚のイナからきていて、
若い衆のまげの、青々とした剃り跡を
イナの青いざらついた背中に見立てて言ったそう。
「とどのつまり」はぼらが最終的にはトドになることから、
「結局」「行きつくところ」などを意味する
「とどのつまり」の語源になったのだとか。
「おぼこい」の語源もぼらの幼魚名「オボコ」からかなと思ったら、
「産子」が語源らしい。
この「産子」が小さいぼらの幼魚の「オボコ」の語源になったらしい。
日本三大珍味にもなっている「からすみ」は、
このぼらの卵巣の塩干しだそう。
(あと二つは越前の「うに」、尾張の「このわた」だそう)
おそらく、「からすみ」も「ぼら」も食べたことがない・・・・・・・・と思う。