日泰寺の帰り、
「黒豚のひつまぶし」を食べさせてあげようと、
道の駅『志野・綾部』まで足を延ばした。
愛岐道路をはしると、もう、ヤマザクラがあちこち咲いていた。
この愛岐道路、庄内川の上流に添って、左右から山が迫ってくる。
晴れてれば、絶景だろう。
天気悪いのに駐車場は満車。空くまで少し待った。
峠の茶寮「みわ屋」で、父、貼ってあるメニューを見て、「ひまつぶしか」
「ちがう!ちがう!」「ひつまぶし」と大笑い!
残念ながら、黒豚のひつまぶしは売り切れで、
普通のひつまぶしになった。
ころうどんが付いていて、主人が「冷たいけどいいのか」と
「えっ、ころって冷たくないでしょう」と私。
それを聞いていた店員さん、「温かいのもできますよ」。
「ころ」とはうどんのたまのことを言うのだと、ズーッと思ってた。
「ころ」とは香る露「香露」とかくそうで、
ころうどんはたまり醤油をベースにした冷たいだしをかけたものだそう。
ころうどんが冷たいのはこの辺の常識なんだろうなと、
チョッと恥ずかしかった。
この辺り、焼物の産地。
さすが器も楽しい。
食べた後で、汚れてて、ごめんなさい!茶碗の底に桜の花。
何故か、湯のみは高山寺と書かれ、
鳥獣戯画が描かれてたものでした。
ちょうど雨が途切れたお昼すぎ、
父を連れて、日泰寺へお彼岸の法要に行った。
久しぶりに、歩く姿を見て、
足が弱ったな、少し腰が曲がってきたなと・・・・・
杖を使えばいいのに、体裁が悪いと使わない。
そういえば、先日行ったグループホームのお年寄りもそう言っていた。
私が思うに、年(老い)を認めたくないのだと思う。
杖を使うほうが、絶対、安定して安全に歩けると思うけど、
傍から見ていて、危なっかしくてしょうがない。
支えようとすると、「いい」と言うし・・・・
脳梗塞をやって、自動車の免許証は返上しているので、
あしは自転車。時々自転車に乗って出かけるらしい。
一緒に住んでいる妹も、心配して注意をするが、聞かないのだと。
素直に老いを受け入れて、
とにかく、大怪我しないように、気をつけてくださいよ!