おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

薪積み応援団

2006年08月27日 | Weblog


土曜日は朝から薪積みじゃった。
といっても、スタートが午前10時と遅いので、このクソ暑い中なもんだから、ヘロヘロ状態となって、昼で止~めた。
ようやく2列積んだのみ。
終わる気配は、サッパリないね。

まだまだ薪は残っておって、まぁ雪降る前に処理すりゃいいか…
とノー天気でござる。

日曜の昼過ぎ、ご近所Sさんがご訪問。
うだうだ世間話をしておった。
そこへ今年ニセコに移住されたサクランボさん夫妻が突然やって来た。
なぜか手に軍手をはめながらクルマから降りてくる。

サクランボさん「薪積みに来ましたぁ~」
おぢ「えぇ~?」
と意味がさっぱり分からんかった。
なにせ辛い薪積みを買って出るお方など、ホリエモンが「なんでわたし逮捕されるのよ?」ぐらいの想定外なのだ。
酒を餌に旧友Iを呼んで手伝わせるのと訳が違う。

大体にしてからが、ネコ(1輪車)で運ぶにはかなり時間がかかる。
なもんだから、薪積みがいかにしんどいか、よ~く分かっておるSさんが、「軽トラに積んで上まで運ぶかい」とあいなった。
Sさん曰く「軽トラは田舎のスーパーカー」なのだ。
確かに!!
山暮らしになれば軽トラかピックアップは必需品じゃね。

でもって、5人で軽トラに薪を積み、ちょいとした坂の上に運ぶことにあいなった。
えっさ、ほっさの作業はあっという間の30分ほどで終了。
とりあえず、薪を乾燥させるための場所へ移動が終わった。
サクランボさん夫妻、Sさんに感謝感激じゃ。

かつて田舎には「結」とか「手間貸し」という相互互助制度があったという。
TVドラマ「北の国から」にも出てきた。
ようは互いに労力を提供しあって、助け合う制度。

こちらからお願いもしていないのに、Sさん夫妻は軍手持参できてくれた。
作業が終わって、スイートハートと二人で、しみじみ感激いたしやした。
サクランボさん、Sさん、この場を借りて改めてお礼申し上げます。
ありがとうございます。
「手間返し」はいつでもいたす所存です。

夕方、札幌へ。
いつものようにババのご機嫌伺い。
きょうはスイカを持参した。

たいした喜んで食したあと、こうのたまった。
ババ「もう10年履いてる靴がダメになったから、買っていいかい?」
迷った風情も見せず「いいよ」とおぢ。

障害者用の特注の靴は10万円ほどする高価なものじゃ。
で、実はちょっと迷った。
だけど「もう履くこともないよ」とは言えるわけもないわけで…

「いいよ」の一言で「わたしはまだまだ大丈夫」と思ったのか、ババは上機嫌になった。
母子家庭に育ち、あれこれ確執のあったおぢとババの二人だけの家族。
いまが一番穏やかでよい関係かもしらん。

いつもは斜に構えておるおぢじゃけど、手間貸しいただいたことや、ババの上機嫌を見て、心が洗われた一日でござった。
「人の情け」をしみじみ感じる夜でござる。
よって、アンポンタンな下ネタはきょうは書けないのでござる。
スマンこってす…