おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

干ばつ、一転して豪雨で…

2006年08月18日 | Weblog

ここんとこ、とんでもないカラカラ天気が続き、札幌は昭和十三年以来六十八年ぶり、小樽、岩見沢は統計の残る昭和二十八年以降、初の記録という大干ばつ。
ていうことで、日本の食糧基地、北海道はエライことになるのじゃないかと農家の皆々様の心配をしておった。

ところがきょうは、久々に雨。
喜んでいたら、一転して場所によっては観測史上最高の豪雨だとか。

これではノー天気に「暑いけどいい夏だねぇ」などと軽々しく口には出来ません。
で久々の雨で「いい雨だねぇ」というのも被災地の方々にはまことに失礼千万となる。

あれこれ利害が異なるもんだから、天気続きも、雨続きも、まして暑さ続きも人のよって反応はさまざまってことで、まことに難しいことになっておる。

そんな中、朝日新聞が「コメ異変、北海道産の人気上昇」との記事。
売れない米の代名詞・北海道米が本州のブランド米をしのぐ人気なのだそうだ。
一方、本州では「高温障害」などで稲の被害が広がっているそうな。
なもんだから、「これから北海道米を本格的に扱いたい」米屋も出てきているそうだ。

つまりは「味は高級米にまだ及ばないが、価格は3分の2から半額程度。ビールから発泡酒に人気が移ったのと似た動きが、コメにも起きつつある」という。
道産米は、発泡酒なのだそうだ。
わかりいいといえば、わかりいい。

かつては「まずい米」の代名詞で、多くが政府に買い上げられる「やっかいどう米」といわれたが「ほしのゆめ」の価格が東北や関東産のコシヒカリ、あきたこまちを上回ったのだという。
農水省がまとめた6月までの年間需要量も道産が前年比24%増え、新潟産を抜いてトップに躍り出たという。

一方、コシヒカリや産あきたこまちの多くが売れ残り、政府買い入れに回されたという。
ホンマかいなぁ?と思っちゃう。

だけど、北大大学院の先生に言わせると「かつて4年に1回は起きた冷害が、近年は10年に1回ほどになった。稲を比較的作りやすい気候に変わってきたのでは」という。

そういえば、今秋から売り出される道産米の「八十九」すごい美味いと評判だ。
ご承知のように米と言う字は、八十八と書く。
これより一つ多い八十九ってとこに、これまでの「きらら」「ほしのゆめ」とは大違いだぞぉ、って感じが良く出ておる。

この秋は、八十九を食してみよっかなぁ~
それより北海道は亜寒帯から米作りに最適の温帯になったってことかねぇ。
本州以南は、どう見ても亜熱帯ってことが米をめぐって明らかになっちゃった。

本州の皆々様、暑い中、ホントにごくろうさんでござります。
北海道も涼しい夏は過去のものとなりました。
これも地球温暖化のおかげ、石油資本の回し者にして猿顔のブッシュに感謝かねぇ?