おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

雨上がり

2010年04月25日 | Weblog


午前7時の気温はプラスの3度。
昨夜から降り続いた雨も、先ほどカラッと上がりました。
清々しい日曜の朝です。

深夜の雨は、けっこうな降りぐあいでしたんで、雪解けも急速に進んだことでしょう。
わが町は、来週にも「積雪ゼロ」になるかもです。
もっとも山ん中は、まだごっちゃりありますけどね。

もちろん、スキー場には、まだまだたっぷり雪はありまする。
絶好の春スキーシーズンでござる。
GWはニセコで春スキーはいかがか?

朝ご飯を食べながら、ハニーさんと「いまどきの朝食」の話になりましたです。
ご存知のように、我が家の朝食は、ご飯に焼き魚、納豆にサラダにもう一品が定番なのじゃ。
泊まっていく友人たちは、ニッポンの「正しい朝食」というけれど、おぢにとってはまことに普通の食事。

ところが、3月25日号の週刊文春でグラビア特集をしておったけど、日本の家庭の朝ごはんがとんでもないことになっておる。
大橋巨泉さんも週刊現代4月24日号で同様に指摘しておって、ホントに酷い。
元々は、13年間にわたって食卓の風景を通じて家族の姿を撮り続けてきたという岩村暢子さんの新著「家族の勝手でしょ!」。
これに皆さんが、あ然呆然なのじゃ。

それによると、家族の食事はいまやバラッバラ。
それぞれが好き勝手に好きなように食べておるのじゃ。
どんな風にって、それが凄い。

例えば、長女がロールケーキとゼリー、次女がマドレーヌとヨーグルト、母親は黒パンとヨーグルトだそうだ。
これ、おやつではない、朝食なのだそうだ。
なにせ食べるのが好きな子には、一日中、お菓子を食べさせるというし、晩御飯だって具のないインスタントの焼きソバだったり。

朝ごはんも、前夜の鍋の残りのスープにうどんを入れただけ、野菜を入れるというひと手間もないそうな。
ある家庭では、小学1年生の朝食は、牛乳と丸ボーロというお菓子16粒だそうだ。
どっからどうみても、異常なご飯でござる。

以前、TVでもやってましたけど、お兄ちゃんは肉が好きだから肉料理、次男は魚が好きだから魚料理と好きなものだけを並べるそうな。
とんでもない。
それじゃぁ、子どもの好き嫌いが固定化されるだけじゃん!!って話なのじゃ。

我々世代が子どものころ、っていうか、いまでも「世界の常識」だとは思うけど、家庭の食事というのは、大人も子どもも同じものを食べるのが、あたり前田のクラッカー。
子どもの嫌いな食べ物があっても、好き嫌いがなくなるように、しっかり食べさせるのが家庭の食事ってもんだ。
バランスよい食事を家族みんなで食べるのが、正しい家族ってもんだろう。

それが、いまや、バラッバラ。
なんでも、嫌いな物を出すと子どもが「オェッ」と言うから、母親は好きなものだけ食べさせるのだそうだ。
子どもが嫌がるから、嫌いなものは食べさせないわけで、それで子どもがまともに育つとは思えませぬ。
早晩、何らかの病気になるに違いない。

そんなこともわからずに、ただただ子どもに追随する母親。
まともな食事もしない、できない国は、こりゃもう滅びまする。
酷いことになってますなぁ…