おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「鍋こわし」に政界壊し

2010年04月28日 | Weblog


午前6時の気温はプラスの4度。
強風がビュービュー吹きすさぶ朝でござります。
天気予報によれば、全道的に「雪」だそうだけど、いまんとこそんな気配はござりません。

あれっ!!そうこうしてるうちに、みぞれかぁ?
予報どうり、雪の降る天気なのかなぁ、どうなるんだろ?
時は卯月も末、まもなく皐月、そうとはまるで思えぬ、ややこしい天気なのでござります。

おぢはきのう一日、あれこれ作業に明け暮れましたです。
で、疲れて切って夜は10時前に就寝いたしました。
月曜、火曜は休肝日ゆえ、お酒はまるで呑まずに早々と就寝。

でも、ホントはどうにもこうにも、お酒が呑みたかった。
なんとか我慢しましたけど…
というのも、きのうたまたまイキのいい「カジカ」が手に入って、カジカ鍋をしたためなのじゃ。
以前も書きましたけど、北海道ではカジカ鍋を「鍋こわし」などと申します。

ようは、鍋を箸やお玉でガシガシつついちゃうほど、「美味い鍋」ってことなのだ。
そのカジカを、きのう魚屋さんでわずか350円でゲット!!したため「鍋こわし」となりました。
ついでながら、チョー簡単レシピは下記なのじゃ。

昆布出汁にジャガイモ、ニンジン、ダイコンを入れて煮立て、煮上がったころ、水洗いしたぶつ切りのカジカを加えて、再度煮立て、味噌で味と整え、ネギなんか散らしてさらにひと煮立ちで、出来上がり。

鍋に入れる前のぶつ切りカジカは、水洗いだけですぞ!!
湯通しなどしてはうまみが逃げちゃいますからね。

で、これが美味くて、美味くて。
鍋こわしの俗称、まことに納得の味なでござります。
ちなみに、カジカは海のお魚。
念のためですけど、川にいるカジカとは別物でござりまする。

ってことで、昨夜は安い魚のお鍋で、夫婦二人して至福のときを過ごしたのでござります。
「我が家の幸せ」、まことに安上がりなのじゃ。
参ったか!!
誰も参りませんですね、ハイ。

さて、
「参ったか!!小沢一郎」と言ったかどうかは判りませぬが、検察審査会というところが、「政治資金収支報告書の虚偽記載に、小沢一郎が関与していた」と認めたそうな。
ようは、小沢一郎が、どう弁明しようとも、「虚偽の記入に関与した」のは間違いないので、起訴しなさいと、一般人11人でつくる検察審査会が結論を出したってことなのだ。
そう、一般人はみんな、陸山会名義で4億円で土地買ったってことは、「小沢一郎が、なんか怪しいことしたんではないのか」と思ってるってことなのじゃ。

で、この検察審査会がもう一度「起訴相当」と判断すると、強制的に起訴されることになる。
つい先日も、JR福知山線の脱線事故で、責任を何とか逃げ切ろうと思っておったJR西日本の歴代社長3人が、強制的に起訴されておる。
「検察審査会、恐るべし!!」なのじゃ。

で、ウィキペディアによると、検察審査会というのは、全国に165もあるそうな。
地方裁判所と地方裁判所支部のある場所に設置されているという。
元々は昭和23年にできた法律、「検察審査会法」に基づいて設置されてんだって。
いまの形は、例の裁判員裁判の導入で始まったそうな。

我がニッポン国では、事件があって、これを起訴する権限というのは、原則として検察官が独占しておる状態だそうだ。
だから、犯罪の被害者とかその家族が、裁判を希望しても、検察官の判断で、不起訴とか起訴猶予処分になっちゃって、結果的に起訴されないことがある。

こういうときに、「検察官の不起訴判断はおかしくないか?」と検察官の判断が妥当かどうかを審査するのが、検察審査会の役割だそうだ。
これは、アメリカの大陪審制を参考にしておるという。
ってことで、その検察審査会が、「小沢一郎を起訴すべきだ」という判断をしたわけなのじゃ。

なもんだから、小沢一郎はいま、生涯最大のピンチを迎えておるのじゃ。
この調子だと、2回目の検察審査会も、もちろん「起訴すべき」となるだろうから、起訴が目の前にぶら下がっておるってことだ。
さて、どうする?

ま、とりあえずは幹事長なんかは辞めんです。
幹事長やってるから、逮捕を免れるってこともあるかしらんわけで、タダの人になったなら、即逮捕ってこともあるんかな?
アンポンタンの鳩山総理も、ただアンポンタンしてればいいってもんでもござりませぬ。
幹事長を辞めさせるとか、なんかせんとタダでも危うい参院選は、ボロボロでござります。

もっとも民主党が惨敗すれば、あれこれ政界の再編が起きて、「みんなの党」が政権入りして、渡辺喜美総理誕生ってことも考えられるわけで、それはそれで、たいそう楽しみなことになっておる。

小沢一郎のグダグダも含めて、今起こっておることは、「自民党の古い体質」がなせる技なのじゃ。
ここからきっぱり決別しないことには、ニッポンに明日は来ないとおぢは思うのじゃ。
野に下ったとはいえ、自民党的なものにまだまだ支配されておるのが我がニッポンの政界なのじゃ。
これにしっかり終止符を打って、そこでニッポンが、初めて再生への道を進むんでないかと思う今日この頃のおぢでござります。

なにせ、自民党政権下のこの20年、すっかり株価は右肩下がり、景気は悪くなる一方、子どもの学力は落ちる一方じゃ。
その間、アジアのあちこちの国が、普通に力をつけてきて、ドンドコニッポンを追い越していく。
我がニッポン国のシステム、もう何もかにもが、古いのじゃ。
ソフトバンクの孫正義さんじゃぁござりませんが、いまはまさに幕末!!

だけど、どこに坂本竜馬がいるのか、いないのか?
政界は星雲状態、どこがどうこの国の舵取りをすることになるのか、まだ先行きは、まるで不透明なのでござります、嗚呼!!