おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「君子豹変」したメルケル、あんたは偉い

2011年04月17日 | Weblog

午前7時の気温、プラスの2度ではありますが、一面の銀世界でござる。もう雪はイランちゅうねん!! と思うけど、降るもんは降るんでござる。北国では、せんないことになっておる。

せんないことといえば、写真のニャンコじゃ。我が家のネコではござりませぬ。駅に住み着いておる「シマちゃん」とおぼしきニャンなのじゃ。薪小屋に居座って、我が家のメンコイニャンを狙っておるのじゃ。世間では人気のネコらしいが、ここでは我が家の仇敵でござる。

そう、このみったくない顔したニャンは、我が家のメンコイ雌ネコを手ごめにしようとやってきておる。「ったくもう!!」ってことで、石をぶつけてやろうと外に出ようとしたら、優しいハニーさんに止められましたです。

それにしても、家の周りのあちこちにウンチやらおしっこをしやがって、おまけにうちの雌ネコを手ごめだって!! 許さんね。大体、はるばる遠征してくるってのが許せん。

そう、古くは秀吉の朝鮮出兵だって、アメリカのベトナム介入だって、よそへ攻め込む戦争など、勝ち目はないことになっておる。今回の場合は、ニャンの戦争におぢが加担しておるのじゃ。ネコ戦争に加担するおぢ、大人げないのじゃ、悪いか、それで!!

などと、わけわからんことを書いておったら、なんだか頭が痛い。興奮しておったから、わらんかったけど、昨夜は福島県二本松市の「奥の松酒造」ご謹製の「特別純米酒」を呑んじゃったせいなのだ。これがモンドセレクションで賞を貰ったとかいうお酒で、たいそう美味かった。ようは二日酔いでござる。二日酔いで興奮して、なにしてんだか…

さて、NHKニュースによると、ドイツのメルケル首相は、去年秋、国内にある原発17基の運転を平均で12年間延長する方針を決めたそうな。ところが、福島第一原発の事故を受けて、この決定を3か月間凍結し、原発を含めたエネルギー政策の見直しを行っているそうな。

そう、このメルケルさんという女性首相、原発推進派でござった。ところが福島原発の事故以来、「コロッ」と意見を翻したのでござる。「君子豹変」とはまさにこのことでござる。

元々「君子豹変」とは、「君子が過ちを改めて善に移るのは、ひょうの皮のまだら模様のように非常にはっきりしているということ。」だそうで、いい意味なのじゃ。賢い君子はコロッと変わるのじゃ。最近では、悪いことのようにいわれておるけどね。

メルケルさん、記者会見では「われわれはできるだけ早く原発を廃止して再生可能エネルギーに移行したい」と述べておる。原発の稼働延長を柱としたみずからの政策を転換する意向を示したそうな。

そのうえで、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの普及に向けた議論を加速させる方針まで示しておる。ドイツでは9年前に、前の政権のもとで、原発の運転を2022年ごろまでに、すべて停止するとした「脱原発法」が制定されたのに対し、メルケル政権は、代替エネルギーの普及が追いついていないなどとして、原発の稼働延長に大きくかじを切ったばかりだったのじゃ。

いいお手本ではござりませんか、メルケルさん。我がニッポン国も、トットと脱原発に向けて舵を切るべきだけど、どの政治家も、何も、発言しないというのはどうなのよ? この歴史的大事故を受けて、今後のエネルギー政策に何のコメントもしないというのはどうなのよ? 国民もこの大事故でさえ、6割が原発支持だそうで、わけわからん。おぢは二日酔いで、頭がウニだべか…