午前7時の気温はプラス18度。どんより雲って、湿気がべとべとまとわりつくような天気でござる。
きょうはこれから弱い雨が降るそうで、起き抜けに屋外に置いてあるあれやこれやの道具を片付け、薪割り機にブルーシートをかけなおしたりいたしました。
雨を前にして、慌てて片づけたのでござる。
きのうのうちにちゃんと始末しておけばよいのでしょうが、そこらあたりのいい加減さがトホホなおぢらしい。
「泥棒を捕まえてから縄をなう」泥縄とは、おぢのことでござる。
写真はきのう豊浦町で買い求めたジャム用のイチゴ。
ジャム用といっても、ケーキに使う甘味のない種類とは違って、こちらは粒の小さい「ケンタロウ」。
これで3000円ほど、甘くて美味です。
きょうはこれからジャムづくりってことになるんでしょう。
きのうは過日録画したデジタルリマスター版の「二十四の瞳」を午後から鑑賞いたしました。
1954年の公開というから、おぢが3歳のときの作品でござった。
瀬戸内海の小豆島を舞台に、分校で教鞭をとった女教師と12人の生徒をお話です。
物語は昭和3年からスタートしてますから、いまから85年ほど前のこと。
戦前、戦中、戦後のニッポン人、あまりに貧しくて、涙を誘います。
女教師が育てた12人のうち、男子生徒は4人が戦死、女生徒一人も病死です。
監督の木下恵介を含め、スタッフも戦中戦後を生きてきた人たちだそうで、戦争の悲劇がよく伝わるのでした。
ニッポン映画の名作のひとつです、機会があれば観賞するのがよろしいかと思いまする。
さて、
中国では金融不安が台頭してきておるとかで、なんだかヤバイです。
ご承知のように、中国では、ここんとこ、不動産バブルが起きておったです。
ご当地周辺の土地を買い漁ったりと、中国マネーはつい最近まで、世界中で土地を買いまくっておったです。
それを支えたのは、「融資平台」と呼ばれる地方政府のつくったトンネル会社だそうな。
銀行を通さず、ここで多くの企業や個人が資金を調達し、財テクを行ってきた。
金利は15%もあったものさえあるのだそうな。ニッポンのバブルで見られた「ノンバンク」でもそこまでの金利があったかどうか?
そして、バブルですから必ずどこかではじけます。
我がニッポンのバブルにしっかり学んだはずの中国で、いま不動産バブルがはじけようとしておるらしいのです。
危惧されておるのは、シャドーバンキングとも呼ばれるこの融資平台が、デフォルトすると見られること。
つまりは、アメリカの住宅ローン崩壊を背景とした金融危機「サブプライムローン問題」と、同じことが起きそうだということらしいのです。
サブプライムローンは、銀行による通常のローンを組めない信用力の低い人たちに、ほとんど無審査で高利のローンを組ませたことが、そもそもの原因。
貧乏人におカネをジャブジャブ貸した方は、当初から返済不能に陥ることを予想しておって、担保にとった住宅を転売することで債権を回収するつもりだった。
これが「サブプライム証券」で、これをニッポンの銀行はもとより、世界中にばら撒いた。そしてこれが焦げ付いたのがサブプライムショック。
世界同時株安となり、ニッポンは円高になりましたです。
2007年のことで、ニッポンの週刊誌もこのサブプライムローン問題は、06年から報じはじめておる。
そして、これをきっかけに翌年の08年、アメリカの大手ヘッジファンドであるリーマンブラザーズが破産する「リーマンショック」が起きるのです。
ということで、似たりゴンベの「融資平台」の破たんが迫っておってまことにヤバイ。
中国が経済危機に陥れば、世界経済に与える影響もかなりのものとなります。
資源を輸出しておるオーストラリア経済も大きな影響を受けるでしょうし、部品なんかを輸出しておるニッポンもチョーヤバい。
せっかく株が戻り基調で、円安にもなってますけど、この先は中国の「融資平台」に「日本国債暴落の危機」と、あっちもこっちもたいした怪しいことになっておる。
トットと逃げを打つ算段をしておかないと、老後の不安は一気に高まること必定でござる。
読者の皆さま、ボーッとしておってはそうとうヤバイですぞ!!