午前6時の気温はプラス16度、久々に雨の朝です。
未明に強く降って、その音で一度目が覚めたほど。
いまは降ったり止んだりですが、空気が少し生ぬるくて風が強い。
台風でも近づいておるような天気なのです。
年がら年中強い風が吹く札幌と違って、穏やかなところが気に入ってるご当地ですが、どうしたことか?
きのう日中も30度前後のちゃんとした夏の気温でしたが、やっぱ終日風が強くて曇り空。
日差しがなかった分、過ごしやすい一日ではありました。
おぢは若いころ、ジリジリ照りつける夏の日差しが好きでした。
映画「太陽がいっぱい」は、若いアランドロンのギラギラした感じが魅力的で、照りつける太陽がそれを引き立ててましたね。
けど、いまは太陽さんが目に痛い、日差しを浴びるだけで、なんだかしんどい。
シミも増えて怖いです。
だけど、十代、二十代のころ、夏といえば「海」でした。
ビキニのねーちゃんを横目で見ながら、パンツを膨らませ、うだうだ砂浜で過ごすのが夏のお楽しみ。
そりゃぁ、ひと夏の恋も、アバンチュール(古いねぇ)もありましたよ。
だけど、歳を重ねるごとに、肌を露出する海はずんずん遠くなる。
不思議なものです。
キュッとウエストにくびれのあるスタイル抜群の十代、二十代は、女性もこぞって海に出かけます。
自慢のスタイルを、これでもかって見せつけるかんじです。
だけど、これが三十代ともなるとハワイなど海外を除いて国内で水着になることなんぞは激減じゃ。
子どもが出来て、海に連れて行っても、お母さんはTシャツに短パンです。
昔、キュッとくびれておったウエストがずんずん無くなって、それに伴って、露出部分はずんずん減っていくのです。
肌を露出する「海と夏」、いつの時代も若者の特権なのだなぁ、としみじみ思う夏の朝。
そんなこんなで、じーさんとばーさんは、やっぱ「山」へ芝刈りか…
さて、
福島第一原発3号機から、もやもや湯気が出ておるとか。
これについて、当初は「放射線量はいつもとかわりません」みたいなこと言っておった東電。
ところが23日の発表では最大毎時2170ミリシーベルトを計測したとか。
東京新聞ネット版によれば、「人が数時間もいれば確実に死亡する高い線量。」だそうな。
数時間で人が死亡する放射線がいまも放出されておるって酷くはないか?
「作業員は放射線を遮る重いタングステン板入りのベストを装備して作業に当たる。それでも一人が現場で作業できる時間はわずかしかない。」というから、とんでもない状態でござる。
さらに、原子力規制委員会は「敷地内に溜まり続ける汚染水は浄化して国の基準を下回れば海に排出することはやむを得ないとの考えを示した。」そうだ。
つまり、汚染水を敷地内に溜め続けるのはもう限界ってこと。
福島第一原発は、どもこもならんところに追い詰められておるってことだ。
げに恐ろしきは原発事故でござる。
福島の汚染水も限界なら、使用済み核燃料の処理だって、もう限界でござる。
過日のNHKスペシャルによると「使用済み核燃料は、全国で1万7千トンに達している。」という。
国が、使用済み核燃料を「資源」として貯蔵・再利用する、「核燃料サイクル」を推進してきたためだ。
だけど、このサイクルの要となる青森県六ヶ所村再処理工場は、トラブルの連続で操業開始を延期し続けておって、再開のめどはまるでない。
おまけに高速増殖炉「もんじゅ」も、1995年の事故以来、ほとんど動いていない。
加えて、再処理に伴って生じる高レベル放射性廃棄物を埋設処分する場所も決まっていない。
原発はトイレが「ないないずくし」のまんま、再稼動へ突き進んでおる。
これではニッポン国中、原発から出るウンチまみれでござる。
イヌやネコのウンチなら、臭くて不潔な程度で済むけれど、原発のウンチは危なくて、危なくてどもこもなりませぬ。
核のゴミ、原発のウンチはいまも行き場がどこにもない。
それなのに、ああそれなのに、再稼動なんて、あり得ないと思うはおぢだけか???