午前7時の気温はすでに20度を超えておって、暑いです。
きょうも30度近くまで気温が上がるのだそうな。平年は22~23度ですから、たいした暑いわけで、ひ弱なおぢは朝からクラクラしておりまする。
きのうも、ジリジリ真夏の日差しが照りつけて、暑いこと暑いこと。それでも夕方からはスーッと涼しくなってホッといたしましたです。
さて、
自民党とTBS報道局が揉めたそうです。
政治権力と報道機関が揉めるってことは、まことに健全だとおぢなんかは思いますけど、どうやらそういうことではないらしい。
今回は、TBSが泣きを入れたと受け取られる文書を自民党に出したもんだから、その見識が問われておるのじゃ。
朝日新聞電子版によると、
自民党がTBSに対し、「幹部の取材を拒否」した問題が起きて、TBSは5日夜、報道局長名で自民党に「指摘を受けたことを重く受け止める」との文書を提出したそうな。
TBS報道局としては、選挙を前に、自民党幹部が取材拒否するのでは困るので、文書でお茶を濁そうとしたようだ。
ところが、安倍総裁はその後、BSフジの番組で「この問題は決着した」と語った。
その理由はというと、TBSの文書を「謝罪と受け止める」として、取材拒否の解除を発表したため。
TBSが「重く受け止めた」などと報道機関としてはありえない、権力に媚びた文書を出すもんだから、自民党はこれを「謝罪文」だとして決着を図ったってことらしい。
そもそもこの問題は、自民党が先月26日夜の報道番組「NEWS23」を問題視したことに始まる。
通常国会が閉会したことを伝えるニュースの中で、電力システム改革を盛り込んだ電気事業法改正案などが廃案となったことを、ねじれ国会の象徴として取り上げた。
この特集の中で、改正案の成立を期待していた財団関係者がVTRで登場。
「(与党は)もしかしたらシステム改革の法案を通す気がなかった。非常に残念」と述べた。
この発言を元にした構成が「廃案の責任を与党にのみ押しつけている」と自民党は反発。翌27日にTBSに抗議文を提出した。
一方TBSは、番組ではキャスターが国会空転の責任は野党も含めた全ての党にある、とコメントしていることなどから、「番組全体として見ればバランスを欠いていない」と説明。
自民党が求めるおわびや訂正はできない、との姿勢を示してきた。
自民党に何を言われようが、ここまでのTBSの姿勢はまことに正しい。
ところが、事態の打開を図るため、5日の自民党との話し合いに添えた文書に「重く受け止めます」と書いた。あくまでも謝罪はしないとの立場を維持しつつ、取材拒否の解除で同意したはずだったとか。
ところが、安倍首相が同夜の番組で「TBSから謝罪してもらった」と発言したことは同局にとっては寝耳に水。政治部長名で「放送内容について訂正・謝罪はしておりません」とのコメントを発表したそうな。
「取材拒否」という脅しに屈して、「重く受け止める」などという、玉主色の文書など出したTBS、報道機関として恥ずかしくはないのかねぇ。
一方自民党だって、反論すればいいだろうに、選挙を前に「取材拒否」って居丈高な態度もどうなんだろ?
TBSは、自民党が取材拒否というなら、そのまま放置しておけばよかった。「重く受け止めます」なんぞは、この場合、権力に媚売っておるに等しいです。
なにしてんだか、ニッポンの報道機関、だから「マスゴミ」などと揶揄されるのです。
ったくもう!!