おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「新型肺炎は人災だ」By週刊文春

2020年02月25日 | Weblog

午前5時を回っております。

気温はマイナス6度でちらちら雪が降ってます。

静かな朝です。

さて、

世界を震撼させております新型コロナウイルスだ。

北海道内での感染者は30人だそうで、なかには教員やスクールバスの運転手もいるという。

幸いにしてご当地「後志地方」からの感染者はいまのところ出ておりませんけど、これはもう時間の問題でしょう。

2月27日号の週刊文春は「新型肺炎は人災だ」としておる。

理由の一つは「伝家の宝刀」である「入国拒否」だ。

法相は「日本国の利益又は公安を害する行為を行う恐れ」がある場合に入国を拒否できる権限があるのに、これをしなかった。

実際、入国規制に日本政府の腰は重かった。

中国が集計した1月末までに入国制限措置を導入した国は「62か国」

日本が河北省に滞在していた外国人の入国拒否を始めたのは2月1日で63番目だそうな。

隣国なのに、どっからどうみても「遅きに失した」感がある。

渡航禁止にしなかったのには3つ理由があるそうだ。

ひとつは「日中経済の停滞を避けるため」

もうひとつは「インバウンド需要」だった。

そして、「桜の咲くころに習近平さんを国賓として招く」の3つだ。

考えてみれば、安倍政権の成長戦略で唯一好調なのがインバウンド。

そのインバウンドも、去年の夏以降、韓国との関係をぐちゃぐちゃにしたもんだから、韓国からの客は半減。

そこで今年はというと、春節を迎えた中国から待ってましたの大勢のインバウンド客に期待した。

そんなことで、春節の中国人客に対し、ただちにブレーキをかけなかったため、国内でのウイルス拡大を許した可能性は否定できない。

文春によると春節の前日1月24日「安倍晋三首相の春節祝賀メッセージが北京の日本大使館のホームページにアップされた」そうだ。

これにはこう書かれていたという。

「春節に際して、そしてまた、オリンピック・パラリンピック等の機会を通じて、さらに多くの中国の皆様が訪日されることを楽しみにしています」

ってことで「さらに多くの中国の皆様が訪日」でインバウンドへの期待、安倍総理もパンパンだった。

ですがこのページ、春節が終わる1月30日には削除されたそうだ。

そんなこんな、春節でやってくる「中国人客への期待」が「新型コロナウイルスの危険」を上回った可能性は大きい。

実際、北海道では「さっぽろ雪祭り会場」から感染が広がった可能性もある。

週刊文春は「春節の前に手を打っておきべきだった」と記事を締めくくった。

新型コロナウイルスを巡る政府の後手後手、まことにごもっともなのでした。

リンパ腫のハニーさんが、コロナウイルスを筆頭に感染症にかかる危険はなんとか排除しないといけません。

いま感染症にかかると「人一倍、命の危険がある」のが我が家なのだ。

困ったなぁ~と、安倍政権のおかげさんで感染症に心底怯えるニセコのおぢなのでした。