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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

黄昏のニッポン

2021年07月31日 | Weblog

まもなく午前6時になります。

ただ今の気温プラス19度で日中の最高気温は32度の予想だ。

30度前後の暑さがノンストップの北海道です。

こんな夏は、ものごころがついてからというもの、記憶にございません。

ところで、

ダイヤモンドオンラインに、莫 邦富(モーバンフ)さんの「中国人が寂しく感じた五輪開会式、過去の栄光に縛られた日本の『黄昏』」という手記が載っていて興味深い。

この中に作家五木寛之さんの「衰退の時代に日本人が持つべき『覚悟』」が抜粋して掲載されていた。

中央公論2009年2月号にあったものだそうな。

五木さんはこの中で、「今、われわれは、衰退の覚悟を決めたうえで、『優雅な縮小』を目指すべきではないでしょうか」と日本人に呼びかけている。

日本が「モノづくり」で他国と伍していくのは不可能。中国やアジアの諸国との競争で勝てるとは思わない。知的に尊敬される小国になるべきだ、と力説していたという。

「日本が『モノづくり』で他国と伍していくのは不可能」というのは、家電量販店などに行くと実感する。

冷蔵庫や洗濯機など白物家電を筆頭に、多くの家電製品が日本製ではなくなってきた。

聞いたことのないメーカーの製品が跋扈しております。

かつてアメリカがそうであったように、この国でも「古き良き国産品」が徐々に姿を消しているのだ。

人口増も望むべくもなく、衰退の時代を迎えているのがニッポン国だ。

五木さんの言うように「優雅な縮小」の中「知的に尊敬される小国になるべき」に、ふむふむする。

今回の東京五輪のメダルラッシュは、優雅な縮小に向けた最後の「あだ花」かもしれませぬ。

「知的に尊敬される小国」この国にふさわしく、とてもいいと思いますが、多くのニッポン人はどうでしょう!?