午前6時を回っております。
スカッと晴れのお天気で、気温はマイナス4度。
きょう日中の気温は連日二桁の11度になる。
サクラ前線もずんずん北上中です。
さて、
袴田巌さんの再審請求審で、検察が特別抗告を断念した。
これにより、袴田さんが無罪となりそうだ。
死刑判決を下した裁判官のうち、ひとりは生前、涙ながらに判決を後悔していることをメディアで告白しておった。
3人の裁判官のうち、2対1で死刑判決が決定したことも、この元裁判官が明かしております。
袴田さんは元ボクサーだったこともあり、ボクシング協会も支援を続けておりました。
先日のTBS「報道特集」でも放送しておりましたけど、みそ樽の中から発見された加害者とされる衣服は、袴田さんには小さくて着ることもできない代物だった。
この衣服は血痕が赤くなっておった。
弁護団が実験して、みそ樽に長期に漬けた衣服の血痕が黒ずむことも判明している。
捜査当局による「証拠の捏造」は明らかだった。
袴田さんの再審開始確定は死刑囚としては約36年ぶりだそうです。
ニッポン国の刑事裁判は有罪率が99.9%を誇っております。
刑事事件で、検察に起訴されたなら、もうその時点で「有罪確定」という世界に類を見ない薄気味悪さなのだ。
ドラマ「イチケイのカラス」では、竹野内豊が演じる入間みちお裁判官は「職権発動」して真実に迫る。
裁判所が主導して、現場検証を行い自ら捜査するのだ。
こんなことは、実際には「ほぼない」ことだという。
検察による起訴は裁判で翻ることなどない。
それが現実だけど、今回袴田さんが無罪となるのは間違いない。
生きてる間に無罪になればいいけど、袴田さんはいまもう87歳なのだ。
自白の強要や捜査当局による証拠の捏造という、あってはならんことにより、死刑囚になった人がいる。
このことを忘れてはなりませんです、ハイ!!