おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ババは今週も元気じゃった

2006年07月10日 | Weblog

日曜の夕方は、いつものようにババのご機嫌伺い。
なぜか個室に移っておった。
先週の木曜、9カ月ぶりにカンファレンスが行われ、あれやこれやと病状などをご説明いただいた。

でもって、「最後にご家族から…」ってことで、「なんで病棟を勝手に移したのか」などなど、一通り、文句を言いやした。
「これからは意思の疎通を図って…」って医者の一言で、まぁ怒鳴り合いにもならんかった。
双方、大人の対応ってことでござった。

こちらも医者や看護師のご機嫌を損ねては、ババの今後のかかわるゆえ、軽いジャブで止めといた。
病院側も言い分があった。
なんでも同室の患者とあれこれトラブルがあったり、ヘルパーさんに暴言を吐いたりしておるそうな。

これまであちこちの病院でも言われておったので、まず真実に違いない。
不肖の息子もこれには平身低頭。
「ご迷惑おかけしております」と詫びるしかなかった。

で、個室に移ったのも、どうやら同室の方と茶碗を巡ってトラブルがあったらしい。
茶碗を盗んだとか、盗まれたとか…
ありゃりゃぁ~

そんなこともありぃので、ストレスを解消してやらねばならんとか看護師から言われちゃって、来週はどこぞのスーパーへ買い物ツアーを企画いたしました。
買い物でもすれば、気分転換になるのでは、とのことのようだ。

それにしても元気じゃ。
やせ細ったことを除けば、膵臓ガン発見前とあんまり変わりませぬ。
ただし、医者にいわせると、いつ感染症その他の病気に罹患するかわからないとか。
そうなると、急に危ないことになるのだそうだ。

私事でもあっちこっちで難問抱え、ババは末期がん。
この年代の皆々様もご同様かと存じます。
50代ってのは結構しんどいもんだとしみじみする、今日この頃でござる。


青大将は、若大将の引き立て役ではないのじゃ。

2006年07月09日 | Weblog


土曜日も忙しい一日でござった。
何がどう忙しいかは、近々ご報告いたしまする。
いろいろあるんです、市井のおぢの人生にも…

いろいろあると言えば、土曜の午後、ビックラこいちゃった。
デッキの薪を片づけておったのよ。
山暮らしのお方はご承知のように、薪が積んである日当たりのよいところには、蛇が居ることになっておる。

この辺りでは、青大将と通称カラスヘビが居るのじゃ。
そんなもんだから、注意しながら薪を片づけておった。
最初はスキーのストックでつつきながら「蛇なんか居ないじゃないのぉ、なんだぁ、杞憂ってこれじゃん!!」

ってことで、ドンドンジャンジャン片づけた。
で最後に残ったのが2本の薪。
でもって、そのうちの1本を持ったら、奥に居ました。

ドデカイ青大将が…。
どれぐらいデカイかってえと、長さ1メートルはゆうに超えておる。
思わず「うぁぁぁ~」と声出してもうた。

で、5メートルは離れたところで、ずーっと蛇を眺めておった。
なす術がないとはこのことじゃ。
20センチ、30センチの蛇なら、なんとかできそうな気もするが、敵は1メートル超じゃ。

おぢの愛くるしいチ○チ○とはわけが違う。
言ってみれば、欧米のAV男優並みなのよ。
太い、長いってことで…

そういうわけで、途方にくれておったわけですが、困ったときのお助けマン、ご近所Sさんにヘルプコール。
昼寝してたと思うけど、ほどなく小屋に到着、スマンこってす。

見ると、片手になにやら棒を持っておる。
その棒の先は、二股に分かれておって、ちょうど蛇の頭を押さえるのにちょうどよい感じ。
で、1メートル超の青大将に果敢に挑むのでござった。

奮闘すること約10分、Sさんはくるくるとその棒に青大将を絡め捕り、ピューンと投げ飛ばした。
無用な殺生はしない主義とかで、青大将はお隣のほうへ飛んでいったのでござった。

メデタシ、メデタシ。
でも、また来るンだろうなぁ、あのドデカイ青大将。
キレイなグリーンのお姿が、怖いよぉ…

ついでながら、表題は加山雄三主演の若大将シリーズに出ておった青大将こと、「北の国から」とーさんのことでござる。

ニッポン国の英語教育

2006年07月07日 | Weblog

I HAVE A PEN.
THIS IS A PEN.
とは、ニッポン人なら誰でも知ってる英語じゃ。
ニッポン国では、英語教科書の1ページ目はたいていこうなっておる…たぶん。

こんな言葉を最初に教える英語教育って何?とおぢは思う。
意味ないじゃん!!
例えば、
I HAVE A PEE.
ご承知のようにこれは「おしっこしたい」。
幼児言葉かも知れんけどね。
「ペンを持ってます」を覚えたところで、さっぱり役に立たんけど、「おしっこしたい」と言えれば、外国の街角でも、空港でも、だれかがトイレを指差してくれる。
実に役に立つ英語なのじゃ。
94年の映画「フォレストガンプ」で主演のトム・ハンクスが、大統領の前でこう言って笑いを取っておったね。

もう一例。
空港でだれかが大声で叫んだ。
「HIT THE DECK!!」
この一声で、フロアーの人々は一斉に床に伏せる。
「デッキを打て」ではないのだ。
「床に伏せろ」なのだ。

この意味分からんニッポン人は、ぼーっと立ったままで、みんなテロリストの軽機関銃に撃たれて死んじゃう。
海外では「床に伏せろ!!」がわからんのでは死んでしまうのじゃ。
ところが、ニッポンの英語教科書にはそんな英語は書いてない。
つまりニッポン国の英語教育の問題はここにある。
クソの役にも立たん「I HAVE A PEN.」をいまも最初に教えておるのじゃ。

文科省のタコスケ官僚の皆々様、愚民化教育はほどほどにしていただきたい。
だからといって、小学校から英語を教える必要などございません。
小学校ではしっかりニッポン語を教えればよい。
ただし、中学校から役に立つ、使える英語を教えななさい、って話じゃ。

「英文法」などという、さっぱり役に立たんもんまで教えて、生徒こぞって英語嫌いにさせてもうて、どないすんねん。 
もっと英語に興味を持たせるなら「金髪のねーちゃん(または、にーちゃん)の口説き方」「街角のねーちゃん(または、ホスト)との料金交渉」などなど、実践的かつ有益な?英語を教えねばならん、と思う今日この頃でござる。

どうでもいい話で、スマンこってす。





人事ではない不慮の事故

2006年07月05日 | Weblog

お向かいのTさんは元々とっても元気な人だ。
自宅のログハウスを自分で建て、倶知安のログハウスももちろん自分で建てた。
スキーもボードも楽しんでおったし、料理も得意、よき家庭人でもある。
しかも穏やかでユーモアに溢れた人だ。

そんな元気ないい人が、4年ほど前、高さ2メートルほどのところから落ちて、頚椎を損傷したのだという。
4~5メートルの高さならわかるけど、わずか2メートル。
落ちたところも芝生の上だったという。
ところが、気がついたら、首から下が全く動かないこととなった。
そのショックは想像に余りある。

入院してからは、誰にも会いたくない日々が続いたのだという。
チェーンソーを振り回し、巨木を積み上げて小屋を建てた人が、動くこともままならない。
さぞかし辛かったのだろう。
Tさんの事故の話を聞いてから、おぢは屋根に上っての煙突掃除は止めた。

その後は、寝たきりか、良くて車いす生活だと思っておったから、日曜日の再会は嬉しかった。
これからも持ち前のガンバリでさらに回復していくのだろうと想像する。
それでも、彼が事故前に夢見ていた老後の計画は、大幅に修正を余儀なくされてしまった。

不慮の事故、病気がおぢを突然襲い夢や希望が打ち砕かれることがないとは言えん。
過日の耳鳴りもそうじゃ。
だから、毎日を精一杯、楽しく過ごしたいものだ。
だが、現状はというと、仕事のストレスに押しつぶされそうな毎日じゃ。

Tさんに比べれば、十分幸せを感じなければならんはずだが、気持ちに余裕の持てない今日この頃。
ちょとしんどい。





フリマ初参加だぁぁぁ

2006年07月04日 | Weblog


日曜日、フリマに参加いたしました。
ご近所Sさん夫妻にIにTさん、おぢにおねーちゃんの6人、すべて初体験。
きゃぁ!!みんな初めてだったのよフリマ!!
「だからどうした!!」といわれても、「どうもしません」と答えるしかないけどね。
まあそれなりにみんな楽しんじゃった。

売り出したのは、以前譲り受けた樺山小学校前の家にあったあれこれと、Sさん夫妻宅にあったあれこれ。
「あれこれ」ではさっぱりわからんくて申し訳ないのだけれど、あれこれなのじゃ。
目玉は、ビートルズの「アビーロード」、ポールアンカなどのLPレコード十数枚。

初参加でわかったのだけれど、こんな田舎のフリマでもセミプロがごっちゃり来ておった。
中には、完全にプロ、っていうかアルバイトを売り子にしているようなコーナーまであってちょっと驚きましたです。

それに比べ、大しろうと集団の我がグループ、10円だの50円だの、持ってけ泥棒状態。
…ってことで売れる売れる。
おぢ所有のサロモンスキーの3千円を筆頭に、ドンドコ売れちゃて楽しい楽しい。

困ったおったのは、カラオケテープ。
しかも演歌ばっかでおよそ30本。
だれもが売れないと思っておったら、地元でこれからミニFM局を開局しようという社長さんがお買い上げ。

午後2時ごろには、お隣さんが驚く「完売状態」でござった。
売り上げはというと、6人分の昼食代とあれこれ提供していただいたお方に支払って、1万円数千円。
でもたいした楽しかったってことで、「はまるねこりゃ」、ってことになりやした。

夕方、参加者全員で酒も飲まずに「反省会」。
これまた大いに盛り上がったのでした。
なんといっても大活躍はやはりI。

寅さんばりの口上で、すっかり周囲の人気をさらっておった。
もったいないのぉ~教師にしておくのは…

反省会も終わった頃、見慣れたバスが小屋の前に止まった。
4年ほど前、頚椎損傷で半身不随と聞いていたお向かいのTさんのバスだ。
慌てて、外に飛び出した。

バスを降りてきたのは、Tさんの奥さん。
そして運転していたのは、Tさんだ。
驚いた。
歩いて、バスを降りてくるではないの。
作業中、木から落ちて身動き取れない状態で「誰とも会いたくない」といっていたTさんが自力でバスを運転し、杖をつきながらも地面を歩いてくる。

打ち所が悪く、わずか2メートルのところから落下して、首から下がまったく動かなかったTさん。
それが、元気に歩いてくる。
涙が出そうになってもうた。

これ続きます。

和気あいあいの土曜日

2006年07月03日 | Weblog
土曜は、夕方から真狩村でバーベキューパーティーじゃった。
メンバーはというと、おぢに彼女にその母に兄夫婦。
それに加えて、旧友IにTさんまで加わって、大騒ぎじゃ。

ただし、主役はIに持っていかれた。
なにせ不良教師だけれど、その一方「ぢぢ、ばば殺し」の異名をとる、人気者なのじゃ。

おぢの株が上がったかどうかは定かでないが、Iはすっかり人気者となりましたです。
ちょと寂しい…
それにしても、焼肉パーティーなどここ数年しておらんかったとかで、これがもう盛り上がって楽しかった。

楽しいというのは、とってもよい。
そこいら中に笑顔がこぼれて場が和む。
天気もよく、夕暮れの真狩村は「ほやら~ん」とした空気に包まれたのじゃ。

夏らしい夕暮れ、肉が焼ける中、人と人がぐっと近づいた気がいたしました。
ギスギス、トゲトゲした都会とは全く別の世界でございます。
和やか、穏やか、和気あいあいって言葉が似合う真狩の夕暮れでございました。