狩人バチ
2011年09月02日 | 虫
台風の進路予想が、だいぶ西へ逸れました。それでも、
大島周辺の海もうねりが高くなって高速船が欠航しました。
大きな台風なので、すでに各地で大雨の被害が出ています。
台風の進路にかかわらず、全国的に注意した方がよさそうですね。
このところ雨模様の日が多かったので、
今日のブログは少し前に撮った写真の紹介とします。
ヤマイヌワラビの葉にクモが止まっています。
オニグモでしょうか。
暑いので涼んでいるように見えなくもありません。
実際は、「涼む」なんてものじゃなく、身も凍る思いなのでしょう。
このクモ、少し前にここへ連れてこられたのですが、
もう、自分では動くことが出来ません。
誘拐犯は、こちら↓で次の作業に取り掛かっています。
昼前でしたが日陰だったので、フラッシュを使いました。
タイトルのように今日の話題の主は、このハチです。
獲物のクモから1メートル程の所へ穴を掘り始めました。
それにしても、すごい速さです。
ツワブキの葉の少し上にお尻が見えますか?
狩人(かりうど)バチと呼ばれたり、
狩りバチと言ったりもするベッコウバチなのですが・・・
動きが早くて、うまく姿を捉えられません(汗)
ベッコウバチの仲間は、長い足と毒針をもち、
各種のクモを狩ります。翅(はね)のベッコウ色が名前の由来のようで、
ベッコウバチ科ですが、クモバチ科とされることもあるようです。
この仲間は、こうして地面に穴を掘る種のほか、
土で巣を作るものがいます。
やっと、何とか全身が撮れました。
頭部は黄褐色。胸部にも黄褐色の紋があります。
草刈りを終えて道具の片付けをしていた時に、
目の前の地面を黄色っぽいものが移動して行くのが見えました。
何かと思って近付いてみると、クモを引きずったベッコウバチだったのです。
獲物のクモを殺すのではなく、毒針で麻痺させ神経伝達を阻害させるそうです。
そうしておいて、アリが集らないような安全な場所に引っ張り上げ、
じっくり、巣穴作りに取り掛かったのでした。
土を少しずつ掘り出して、穴から10センチ程の所へ置いて行きます。
この後、クモを穴の中へ運び入れて、
ベッコウバチは卵をそこへ産み付け・・・
この穴の中で孵化した幼虫は、クモを食料として成長します。
でも、この時は残念ながら、用事があって
クモを運び込むシーンを観察出来ませんでした。
こうして、アップにしてみると、
なかなかチャーミングなお母さんだと思います(笑)
2時間程して、同じ場所を見てみると、
シダの葉の上にクモの姿はなくなり、
掘られた穴は、すでに埋められて、
落ち葉や小枝を載せてカモフラージュされていました。
お疲れさま!
(なるせ)
大島周辺の海もうねりが高くなって高速船が欠航しました。
大きな台風なので、すでに各地で大雨の被害が出ています。
台風の進路にかかわらず、全国的に注意した方がよさそうですね。
このところ雨模様の日が多かったので、
今日のブログは少し前に撮った写真の紹介とします。
ヤマイヌワラビの葉にクモが止まっています。

暑いので涼んでいるように見えなくもありません。
実際は、「涼む」なんてものじゃなく、身も凍る思いなのでしょう。
このクモ、少し前にここへ連れてこられたのですが、
もう、自分では動くことが出来ません。
誘拐犯は、こちら↓で次の作業に取り掛かっています。

タイトルのように今日の話題の主は、このハチです。
獲物のクモから1メートル程の所へ穴を掘り始めました。
それにしても、すごい速さです。
ツワブキの葉の少し上にお尻が見えますか?
狩人(かりうど)バチと呼ばれたり、
狩りバチと言ったりもするベッコウバチなのですが・・・
動きが早くて、うまく姿を捉えられません(汗)

各種のクモを狩ります。翅(はね)のベッコウ色が名前の由来のようで、
ベッコウバチ科ですが、クモバチ科とされることもあるようです。
この仲間は、こうして地面に穴を掘る種のほか、
土で巣を作るものがいます。

頭部は黄褐色。胸部にも黄褐色の紋があります。
草刈りを終えて道具の片付けをしていた時に、
目の前の地面を黄色っぽいものが移動して行くのが見えました。
何かと思って近付いてみると、クモを引きずったベッコウバチだったのです。
獲物のクモを殺すのではなく、毒針で麻痺させ神経伝達を阻害させるそうです。
そうしておいて、アリが集らないような安全な場所に引っ張り上げ、
じっくり、巣穴作りに取り掛かったのでした。
土を少しずつ掘り出して、穴から10センチ程の所へ置いて行きます。

ベッコウバチは卵をそこへ産み付け・・・
この穴の中で孵化した幼虫は、クモを食料として成長します。
でも、この時は残念ながら、用事があって
クモを運び込むシーンを観察出来ませんでした。

なかなかチャーミングなお母さんだと思います(笑)
2時間程して、同じ場所を見てみると、
シダの葉の上にクモの姿はなくなり、
掘られた穴は、すでに埋められて、
落ち葉や小枝を載せてカモフラージュされていました。
お疲れさま!
(なるせ)