グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

留学生のジオツアー

2011年09月05日 | ツアー
今日はネイチャーガイドクラブ会長の佐藤さん、嶋田、私の3名で、国士館大学の留学生の方達のジオツアーに行ってきました。

丸一日かけてゆっくりジオサイトを回る予定でしたが、天候が不安定なため予定変更。
最初はジオパーク展会場で歩くコースの説明をしてから、出発することになりました。

壁にかかった大きな写真の前で、班ごとに記念撮影。

中国、韓国、台湾、マレーシアなど、アジアからの留学生の方たちです。

実際には霧で三原山は見えませんでしたが「せっかく来たのだから山に登りたい!」という意見が多く、
全員で雨合羽を着て山頂を目指しました。

ここで「ここに(溶岩が流れて)来たとき、何度でしたか?」という予想外の質問(^_^;)
「え?地下のマグマの温度は1000度~1200度と言われているけど、この場所まで流れて来た時ってもっと冷えてますよね…何度だろう?」←わからない(^_^;)

「コンクリートの避難壕が、何度ぐらいまでの温度に耐えられるのか?」というのが疑問だったようです。
今度調べておかなければ…。

火口は真っ白で何も見えませんでしたが、下山中だけ青空が見えて視界が開け、外輪山も姿を現しました!
最近このパターンが多いです…。

「スゴイ~!」
やはり最初から見えていた時よりも感動が大きいようで、皆さんとても喜んでいました。

一度ホテルに帰り昼食をとってから、午後は樹海をのんびり歩きました。
今日の樹海はキノコの森でした。

黄色いキノコ


白いキノコ


薄茶


鮮やかなオレンジ


「あ!青いキノコがある!」
誰かが叫んで持ってきて見せてくれたのは濃紺のキノコでした。

「レインボーカラーがそろいそう」と留学生!(^^)!

他にもマイタケに似たキノコ


おいしそうなキクラゲ…

キノコはそこらじゅうにニョキニョキ生えていました。

今まで雨の日でも、こんなにたくさんのキノコは見たことがありません。
やはり秋はキノコのシーズンなのですね~。

ところで留学生からは「これ?食べられますか?」という質問が何回も寄せられました。
「あ、なるほど、中国料理では色々なキノコ料理があるのだろうな~。」と思って聞いてみたところ「シイタケぐらいしか食べない」とのことでした。

マレーシアからの留学生は「森は保護されているので普通の人は入れない。」と語っていました。
森も火山も、今日の留学生の皆さんには馴染みが薄いものだったようです。

同大学の留学生ジオツアーは10月末にも行われるそうです。

「それまでに私も、もっとアジアの国々の事を知って情報交換したいなぁ。」と思った、今日のツアーでした。

(カナ)





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