グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

自然の猛威

2011年09月23日 | 今日の大島
秋分の日で休日、
今日から3連休でゆっくりお過ごしの方も多いことでしょう。
お彼岸でお墓参りという方も。

台風12号、15号と続いて全国で大きな被害が出ました。
被災された皆様にお悔やみとお見舞いを申し上げます。


今朝、近くの海岸へ行ってみると・・・
砂浜へ降りる階段が崩れ落ちていました。
コンクリート造りで頑丈そうでしたが、
7月中旬の台風6号の大波と、
道路に降った雨、路面水が階段の下の砂を削ってしまい、
通行禁止にしてありました。

左上の平らな部分が駐車場で、そこへ登れる階段でした。
この15号台風で完全に足元をすくわれた感じです。

夏が近づく頃から、ウミガメの上陸跡が残されていないかと、
毎朝のように通っている砂浜・・・私たちのフィールド。

もう1枚、なぎさ側から、
1986年の三原山の噴火後、
大島の復興事業として、この海岸に駐車場やトイレ、
休憩舎とこの階段が造られました。

他の施設はすでに壊れてしまい、最後に残っていたのが、
この階段でした。

自然の猛威もまた、大自然の法則。

砂が波や風によって移動することによって、
砂浜は生きた砂浜として、浄化され美しく維持されます。

砂の上の人工建造物---砂上の楼閣のもろさを
知らされた思いと、
災害後の復興事業はどうあるべきか・・・
考えさせられます。


9月4日、台風12号の時はこんな具合↓でした。


(なるせ)
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