グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

午前の部、午後の部

2011年09月18日 | ツアー
今日はツアーで午前中三原山を中心に、午後から裏砂漠や筆島、地層大切断面を回ってきました。

歩き始めてすぐに、足元に意外な植物を発見しました。
ツルリンドウです。

私の中のツルリンドウのイメージは、薄暗い林の中の木漏れ日が当たるような場所に咲く花です。
それがカルデラ内の日の当たる場所で、元気に花を咲かせていました。

新たな環境に適応して生きはじめたのでしょうか?

こんなに小さくてかわいいのに…たくましいですね(^^)v

ツルリンドウに続き「ヒット!」と思ったのは「展望台の地震計がリアルタイムで観測結果を東京に送っているらしい。」という私の説明を聞いた時のお客様の行動です!

この写真はその時撮った「ピョンピョン跳ねて振動を起こしている」…の図です!
一同大うけ(^O^)

今日の地震計の記録には、この“ジャンプの記録”は残ったのでしょうか??
(いつか東大地震研の先生に聞いてみなければ~)

下山は西側斜面を下りたので、以前お客様が作成した“シマヘクソカズラの蔓のハート”に立ち寄りました。
しかしハートの形はどこにもありませんでした。

「この斜面では雨で戻されるのでは…?」というお客様の意見に納得。

“シマヘクソカズラのハート”が何のことだかわからない方は、下記ページをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/b8aede48e50b6cb3b4a255a819d7c8be

さて午後の部の裏砂漠です。
青空とそよ風の、最高のコンディションでした(^^)v

空に向かって伸びて、つかまるところがなくて困っているような(?)サルトリイバラの蔓を笑ったり、


花粉の入った袋(葯)をシャラシャラ揺らしながら風にたなびく、満開のススキを鑑賞したり、


「雲が低い~。」と言いながら景色を楽しんだり…。


景色を楽しむ…と言えば、特に評判が良かったのが“三原山の肩越しに見える富士山”の姿でした。

三原山よりずっと小さな富士山です(笑)。
皆さん「この場所から富士山が見られるなんてスゴイ~。」と絶賛されていました。

帰り道は地層大切断面で、少し日が傾くのを待ちました。
夕日で色が変わるのを、見ていただきたかったのです。

待ち時間を盛り上げてくれたのがこの生き物たち。
利島や新島を足に抱えているような(?)ジョロウグモ。

「素敵な構図ですね。」とお客様。(^O^)

そして皆さんが大いに盛り上がっていたのは…

大きなコガネグモが、餌を食べているシーンでした。

「餌になっているのはハチじゃないですか?」
「あ!そばにすごく小さいクモがいる!子どもじゃないですか?」

…と熱心に観察されていました。

地層大切断面は少しオレンジ色になってきました。

綺麗~!(^^)!

今日も「地球ってすごい!」と思える景色から小さな生物まで、色々なものを楽しんだ1日でした~(^^)v

(カナ)



コメント
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