グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

暑くても楽しい~。

2011年09月15日 | ツアー
昨日は真夏のような日差しの中を、健脚のお客様と山を歩きました。
三原山は、こんな青空でした!


強い日差しを避けているのでしょうか?
先週ぐらいからずっと避難壕に入っている生き物がいます。

カタツムリや…


みの虫です。

みの虫は3匹、天井からぶら下がっていました。

一昨日撮った“みの虫”のアップ。
身にまとっているのは、細く切ったススキでしょうか?

「外で葉をつけてから、わざわざ中に移動してきたんでしょうかね?ご苦労様ですね~。」
そんなことが話題になりました。

ススキの根元には、まだたくさんのナンバンギセルが咲いていました。
「ナンバンギセルは葉を持たない植物で、ススキの根から栄養をもらっているんです。」というお話をしたら
「暑い所で葉っぱを広げて光合成しなくて良いなんて、涼しく暮らせて良いですね~。」とお客様。

なるほど、確かに、楽して生きている植物かもしれませんね。
…写真を撮るときは思いっきり日向に出てもらっちゃいましたけれど(^_^;)

ところで、眺めの良い西側斜面の上でお弁当を食べていたら、学生さんと思われる団体の方達が軍手をはめて何やら準備しているのが目に入りました。

どうやら引率の方が斜面のルートを解説しているようです。
「道のない斜面を下りるの?」

3人で興味津々で見つめていたら、学生さん(?)達は、斜面を直線で降りはじめました。
その時の、先頭のスピードの速いこと速いこと…。

ピョンピョン跳ねながら、どんどん斜面を下っていきました。
う~ん、こういう若者向け企画もあるんですね~。(感心)

割れ目噴火の火口では、イワツバメ(?)と思われるお腹の白いツバメが10数匹(もしかしたらもっと居たかも)で飛び交い、時々火口の中に降り立って群れで休んでいました。
切り立った火口と青空を自由に飛び回るツバメ達。

「うわ~!恰好良い~!」
ツバメに向けて何回かシャッターを押したのですが、写真は全く撮れませんでした(-_-;)

…で、ツバメが飛び回っていた風景だけ撮ってきました。

皆さん、この写真の好きな場所にツバメを飛ばしてお楽しみください…(^_^;)。

さて、裏砂漠では昨日も仰向けになって空を見上げました。
「あ!あの雲、くっつきますよ!」とお客様。


「あ、ホントだ~(^O^)」

360度の視界が開ける場所で、大の字になって空を見上げる…この爽快さはやめられません。
更に全身のツボマッサージ付きなのですから~(^^)v←細かい溶岩が程良いツボ刺激になるんです。

今回のツアーの最後の締めは、お客様が発見してくれた2連のトノサマバッタです。
風景に溶け込んでいるトノサマバッタにいつも先に飛び立たれて「悔しいですね。先に見つけたいですよね。」と話していた矢先…。

「あ!」

やりました~!

人が近付いても子孫繁栄のためにジッと我慢のバッタ達。

正面顔も撮らせてくれて、ありがとう~。

と、いうことで昨日も「暑くても楽しい三原山」でした(^^)v

(カナ)

コメント
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