グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

イタドリはヘビの舌?それともベッド?

2014年05月02日 | ツアー
スダジイの木に若葉が伸び、もうすぐ花が咲きそうです。
(もしかしたら、もう花が咲いている木もあるかも…。)

台風26号で崩れた面も、周囲が明るい緑色に変わってきました。
実はこの景色を、お客様に見ていただきたくて、最近は島の北東部側から三原山にアクセスしています。

昨日のお客様が“絶景スダジイポイント”を見つけてくれました。
海とスダジイのモコモコを見下ろせる“ある場所”

今日も車を止めて、みんなで写真を撮りました。

ところで今日のお客様は全員、タブレットで写真を撮られていました。




神社の森では、木をたたいて音を聞き「この部分、空洞ですよ。こっちと音が違う」とも。

なんだかタダものではないような…(笑)

色々なお話をするうち、皆さんは環境アセスメント系の仕事をされている方達で、私と共通の知り合いも何人かいることがわかりました。

和歌山や三陸へも「被災地支援」の意味で、観光に行ったと語られていました。

ビルマで動物学を学んでいたというUさんが、「ビルマにも火山があって、そこには同じようにイタドリが生えている」と教えてくれました。

「ヘビの舌」に似ているから、そういう意味の名前がついているのだと…。

確かによく見たら,イタドリって新しい葉が二股に分かれています。
「ヘビの舌」かぁ…(感心!)

Uさんは、これ以外にも色々見つけて教えてくれました。
例えば…

本体の数倍高く延びた、スナゴケの胞子のう。


花盛りのハナイカダ。

まだツボミもいっぱいついているので、明日はもっと華やかになるかも…。

そして眺めの良い場所での休憩の後、山を下った時のこと…


「ここに寝たら気持ち良さそう~」と寝転ぶUさん。

イタドリのベッドに寝るという、新しい発想!
私も試したけれど、ナカナカでした。(チャレンジする方はマムシにご注意ください)

みんなで一斉に足を止めたのは、見事に咲き誇るオオモミジの花の前です。

紅葉もキレイですが、花もいいですね~。

ところで、今日はゆっくり歩いたので、昨日気になったイチゴの木を写真に撮ってきました。
コース中に、ちょっと雰囲気がおかしいイチゴの木があります。

カジイチゴぐらい大きいのに、下向きに花がついて、モミジイチゴのような棘が無い…。
もしかしたら、ハチジョウイチゴ?

花は美味しいらしく、ヒゲナガハナバチ達が集まっていました。
…で、こんな光景も見られました。

左のハチの足に、ご注目ください。
なんだか、肩組んでいるみたいで、ほのぼのしました。

楽しい1日でした。

(カナ)

コメント (5)
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