昨日、とても久しぶりに“シイノキ群叢”に行ってきました。
島の北東部に位置する、10数本のスダジイの巨木が生きる森です。
火山ベースで歩くようになってから足が遠のき、2年以上訪れていませんでした。
コース入口の看板…
なんだか年季が入ってきたなぁ…。
看板の奥には、こんな感じの細い山道が伸びています。
実は台風26号の土砂災害後の状況を見に行ったのですが、特に歩くのに危険な感じはしませんでした。(くずれかかっていた木の橋が完全に無くなっていましたけれど…)
一見、濃い緑の森に思えますが、足もとを観察しながら歩くと“華やかな赤”が見つかります。
マッチ棒のようなオオシマザクラの実。
この時期サクラの木は、甘い実を作るために余分な実を自ら落とします。
大島の森に多いテイカカズラの紅い葉も、木漏れ日に照らされていました。
ツヤツヤです!
1年を通して緑の葉を茂らせるテイカカズラですが、春に新しい葉が伸びる時に古い葉をまとめて落とすのです。
“赤い色”以外に“イノシシの顔”も落ちていました!
これ…
似ていませんか?(笑)
さて、足もとに注目しながら歩いていたら、10分ぐらいで目的の場所に着きました。
木の枝の隙間から見える、満開の黄色い花!
なんとも素敵です。
でも森の様子は、以前と少し変わっていました。
巨木を覆い隠すように伸びていた萌芽(若い木)が、倍くらいに高くなっていました!
前は私の身長より少し高いぐらいだったのに、今でははるか上を見上げる感じ…。
枝と枝の隙間には枯葉が目一杯詰まって、栄養源となりそうな雰囲気です。
この枯葉だけで、1mぐらいの高さがありました。
そして今までは萌芽が目立たなかった周囲の巨木たちが、みんな細くて若い木をたくさん伸ばしていました。
植物は自分が弱ってくると自分の体のコピーを作り、生き残ろうとすると言われています。
…と言うことは、ここのスダジイ達は全て弱ってきたということ?
寿命なのでしょうか?
それとも、このところの異常気象に「このままではマズい」と危険を感じているのでしょうか?
スダジイの芽吹きが何かを語っているかのようでした。
ああ…木と会話ができたらなぁ…。
そして、こんなに深い森なのに足もとには“溶岩”が見えていました。
もしかしたら樹高20mぐらいある巨木を支える土は、わずかしかないのかもしれません。
火山島で生きるって大変ですね。
でもその分、たくましくなれるのかもしれません。
木も人も…。
きっとそうだと思います。
(カナ)
島の北東部に位置する、10数本のスダジイの巨木が生きる森です。
火山ベースで歩くようになってから足が遠のき、2年以上訪れていませんでした。
コース入口の看板…
なんだか年季が入ってきたなぁ…。
看板の奥には、こんな感じの細い山道が伸びています。
実は台風26号の土砂災害後の状況を見に行ったのですが、特に歩くのに危険な感じはしませんでした。(くずれかかっていた木の橋が完全に無くなっていましたけれど…)
一見、濃い緑の森に思えますが、足もとを観察しながら歩くと“華やかな赤”が見つかります。
マッチ棒のようなオオシマザクラの実。
この時期サクラの木は、甘い実を作るために余分な実を自ら落とします。
大島の森に多いテイカカズラの紅い葉も、木漏れ日に照らされていました。
ツヤツヤです!
1年を通して緑の葉を茂らせるテイカカズラですが、春に新しい葉が伸びる時に古い葉をまとめて落とすのです。
“赤い色”以外に“イノシシの顔”も落ちていました!
これ…
似ていませんか?(笑)
さて、足もとに注目しながら歩いていたら、10分ぐらいで目的の場所に着きました。
木の枝の隙間から見える、満開の黄色い花!
なんとも素敵です。
でも森の様子は、以前と少し変わっていました。
巨木を覆い隠すように伸びていた萌芽(若い木)が、倍くらいに高くなっていました!
前は私の身長より少し高いぐらいだったのに、今でははるか上を見上げる感じ…。
枝と枝の隙間には枯葉が目一杯詰まって、栄養源となりそうな雰囲気です。
この枯葉だけで、1mぐらいの高さがありました。
そして今までは萌芽が目立たなかった周囲の巨木たちが、みんな細くて若い木をたくさん伸ばしていました。
植物は自分が弱ってくると自分の体のコピーを作り、生き残ろうとすると言われています。
…と言うことは、ここのスダジイ達は全て弱ってきたということ?
寿命なのでしょうか?
それとも、このところの異常気象に「このままではマズい」と危険を感じているのでしょうか?
スダジイの芽吹きが何かを語っているかのようでした。
ああ…木と会話ができたらなぁ…。
そして、こんなに深い森なのに足もとには“溶岩”が見えていました。
もしかしたら樹高20mぐらいある巨木を支える土は、わずかしかないのかもしれません。
火山島で生きるって大変ですね。
でもその分、たくましくなれるのかもしれません。
木も人も…。
きっとそうだと思います。
(カナ)