グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

This is Geopark

2014年05月20日 | ツアー
先週土曜日に、ジャパンFMネットワークの「やじきたオンザロード」というラジオ番組方達が「生きているジオパーク」というテーマで取材に来てくれました。

 風が弱くて良い天気…
「音が録れて良かったね。」と好天を喜ぶ皆さんです。

レポーター役の方は1986年に火口から溢れて山肌を流れ下った溶岩の上で…。

「ウワ~,スゴいなぁ。スゴイ景色ですね!赤い溶岩が筋になって流れた跡が冷えて固まって黒々とした筋になって残っています。」などのように、景色を描写します。(正確な言葉は覚えていないのですが、聞き手に伝わりやすい言葉を選んでいるのは確かでした。)

「溶岩が流れて来る時は,カラカラという音をたてて流れるそうです。」と足で溶岩を動かして音を出します。

さすがラジオ番組の取材です。

音だけで火山のダイナミックさを伝え、聞き手に「行ってみたい」と思ってもらう…そういう表現を今まで考えたことがありませんでした。

例えばレポーターの人が火口を見て「うわ~!大きいなぁ! 目の前に巨大な穴が。これが火口なんですね!」と表現したとして…

「火口の深さは、60階建てのビルがスッポリ入るくらいなんです。大島の噴火は、地下でマグマが溜まっている場所から、ここまでの通り道ができているので、この穴から溶岩が噴き出すことが多いのです。27年前の噴火では、この穴が全部ドロドロに溶けた赤い溶岩がたまって、湖のようになっていたんですよ。」…って、こんなので情景が浮かぶでしょうか?

う~む。難しい…。
なんだか新たな課題をもらったような気がしました…。

さて、数カ所で録音をしながら、全員で楽しく三原山を歩きました。

ガラガラ溶岩で音を出し…


空に向かう坂をダッシュし…


眼下の景色を眺めながら…

何度か「This is Geopark!」と、言ってくれました。
この言葉、殺し文句ですよね~。

すっかり嬉しくなって、楽しさが倍増しました!←単純。

皆さん、ありがとうございました。

番組の放送が聞ける地域は 青森、富山、福井、岐阜、三重、山陰、香川、佐賀の8県のようです。 
残念ながら東京では放送がありませんが、該当する地域の方はタイミングがあうようでしたら、ぜひ聞いてみて下さい~。(放送日はまだ決まっていないようです)

“やじきたオンザロード”のHP
http://www.jfn.jp/RadioShows/yajikita/163

(カナ)
コメント
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