グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

何とか生き延びて!

2017年07月21日 | 

グローバルスタッフの嶋田がたまに飼育しているキアゲハの様子を伝えてくれますが、
3日前、私も天然のセリが生えているところで、発見!

蛍光色の黄緑に同じく蛍光のオレンジの斑点、ベルベットの肌触り。
完璧すぎる。
さっそくうちにお招きしました。
おっきな子です(これは今日の写真ですが、来た時から大きかった)


最初は黄色い角を出して威嚇、その後はびっくりするとビクッと体を震わせていました。
が、食べ物をくれる手だと安心したのか、
触ってもびくつかず、
触れ合いたいあまりにテーブルの上で放し飼いにしてるのですが、
横でPCを触っていても気にせずモリモリ食べています。

キアゲハはセリ科なら何でも食べます。
最初は「保護」してきたところのセリを取ってきていたのですが、
何しろ毎日すごい勢いで食べるのでなくなり、
家庭菜園のひょろひょろなニンジンの葉っぱを上げていたけどそれもなくなった。
けどまだまだ食べたそうな今日の夕暮れ時。
さあどうしよう。

その時私はなんとアシタバもセリ科だという事をすっっかり忘れていたのです!
(そしてうちの庭にはちょこっとしか生えていない)
あ、ちょうど冷蔵庫に三つ葉があるじゃないか、と思って、あげてしまったのです。


思えばあげた最初に、やけに念入りにチェックして、最初は食べませんでした。
そして横に転がっていたぱさぱさのニンジンの葉っぱのほうをつついたりしてました。


でも食欲に負けたのか、やがてすごい勢いで食べ始めました
IMG 0718



そして一枚食べ終わった後で、止まってしまいました。
のあとに、身もだえはじめて下痢気味う〇ち。
なにかおかしい。・・・は!もしかして!

ネットで調べたら、農薬かかった市販の野菜をあげて死なせてしまったエピソードがごっそり出てきて、Σ(゚д゚lll)ガーン
ショックでした。

なぜか私、三つ葉は水耕栽培で室内で作ってるだろうから無農薬!
と思い込んでいたというのもありますが、
そもそも「農薬は散布してからだいたい2週間で解毒されるから、出荷される頃には無毒化している」
と昔どこかで聞いたのを鵜吞みにして安心しきっていました。
無知って怖い。

ふつうに農薬が残留してるなんて…

人間が楽して食べ物を手に入れるために、毒物入りの野菜を作って、
それを食べた虫さんたちが今も世界中でこんな風にして身もだえて死んでいってる…
小さき地球の同居人たちにあまりに残酷な人間。
そして毒入り野菜を普段食べている自分たち、という現実を、
今生まれて初めてリアルに突きつけられています。

ネットでも、生き延びてその後成長した子もいると書いてあったし、
うちの子は、時々身もだえながらもまだ生きています。
本当にかわいそうなことをしたと懺悔してます。
なんとか、峠を超えてくれることを祈ります(あい)

コメント
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