グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

伊豆半島旅行記1 

2017年07月14日 | 火山・ジオパーク
大島からいつもすぐ近くに見える伊豆半島。

行こうと思えばいつでも行けるはずなのに、なかなか機会がないと腰が上がりませんでしたが、
先週末、友人が河津で泊りがけのイベントをするというので、ついに行ってきました!

宿泊先をたいして調べずにとりあえず行ってみたら、
なんと憧れの柱状節理に滝が流れる「河津七滝(ななだる)」のすぐ近くでした。

滝に向かう川沿いの道を歩いているだけで、
マイナスイオン?の何ともいえない心地よい、正常な空気が流れていて、癒されます。

さて初めて見るのは初景滝。
さっそく柱状節理に滝が!


滝だけでも柱状節理だけでも興奮なのに、もう、贅沢すぎる!

隣の露頭まで柱状節理。

規則正しく美しく、人に椅子まで提供してくれる。
しばし座り心地を楽しみました。

隣にはジオパークの説明看板が。

およそ2万5千年前、噴火した「登リ尾南火山」から谷に流れ込んだ溶岩流が、
冷やされて縮んでこのような亀裂が内部にできました。
その後この谷に川が流れ込んで削られ、内側の柱状節理が顔を出した、と。
味わってから改めて読むと、すっと入ってきますね。

石という石、柱状節理ずくし!
…かと思うと、そうじゃないのもある。
外側だった溶岩、でしょうか。



蛇滝の造形美。



削られてまろやかになった節理さん



湾曲する節理さん



落石まで六角形!



私が柱状節理に夢中になっていると、
その熱が周りにも燃え広がり、興味を持つ人が続出。

前日に下見に来ていたメンバーも、
滝しか見ていなかったけれども、こうしてみると地形とセットで美しくて、
見えてなかった自分にびっくり!
こんな造形も生み出してしまう地球って、すごいね!美しいね!!
と言っていました。

このところガイドって覚えることがいっぱいで、頭がパーン!となりそうでしたが、
自分が感じて感動していれば、それが自然に伝染する、
そして自分も自然にもっと知りたくなるし、相手ももっと知りたくなる、それでいいんだ、
ガイドする、ってそういうことなんだ!!

と、当たり前の事かもしれないけど、今回ハートでわかることができました。

感動を共にしてくれたみんなに感謝です💖


帰り道、大島でもよく見かけるシロツバメエダシャクさんが。


大島では受粉してくれる虫が違うため一回り小さいのです。
本家の大きいホタルブクロも見れて大満足でした。(指も一緒に撮ればよかった!)


伊豆半島旅行記、もう少し続きます。(あい)
コメント
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