グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

メルヘンな写真

2011年09月20日 | ツアー
3連休最後の昨日、森から裏砂漠を往復するコースを歩いてきました。
午後からは霧が出たみたいですが、午前中はまだ夏のような青空が広がっていました。

折り返し地点の、裏砂漠でのひとコマ。

そして昨日も、良く笑ったツアーでした。

たとえば…
「きっと木に止まっているつもりなんだね~。」とみんなで笑ったのはこの状況です。

お客様のパンツの上でリラックスするホタルガ。
完全に木と勘違いしていたみたいで、お客様が歩きはじめたら大慌てで飛んで行きました(^_^;)

サルトリイバラの説明をしていた時は、お客様から「へぇ~、この葉っぱ、Mサイズなんだ!」という発言が…。
「え?Mサイズ??」

ホントだ~、Mサイズですね(^_^;)

昨日のツアーでは、以前から潜りに通ってくれているJuliaさんが、一眼で素敵な写真を撮ってくれました。
とても楽しい綺麗な写真なので、ご本人の承諾を得て今日の日記で紹介させてもらうことにしました。

以下は全て、Juliaさんの写真です。

まずはツアーの歩きはじめ、森を抜けて溶岩流へ向かう途中の風景。

雰囲気出てます~(^。^)

Juliaさんは、次々に自然の中の“顔”を見つけて写真に撮っていたようです。
見せてもらって「おお~!」と思ったのはコレです。

サルトリイバラの葉の上に落ちた枯れ葉。
本当にお面みたいですよね!

いつも立ち寄る“カエル(?)の骨のたまり場”でも…

顔を作ってみたとのこと!(^^)!

Juliaさんはご自身のHPでも時々“顔シリーズ”を発表しています。
今回の顔シリーズの続きを見たい方は、1週間ぐらいしたら彼女のHPを訪ねてみてください。
http://seahorse.exblog.jp/14990077/
きっと別の顔に出会えるのではないかと思います。

さて、顔以外にもメルヘンな写真の数々…。

ススキを束ねているサルトリイバラの蔓


今満開のススキの花もバッチリ。

花粉を収納したオレンジ色の袋(葯)と、歯ブラシ見たいな雌しべ、綺麗に撮れていますね~。

ホタルガも…

オスの触覚の櫛形の先端までピント来てますね。
(ちなみにこの櫛型は夜にメスのフェロモンをキャッチするために使われるようです)

ヤマイモの葉っぱとムカゴだって、こんな風にメルヘンに…

綺麗な写真ですね~。

店で「一眼が欲しくなったきた~。」と騒いでいたら、海担当の石田に「カナさん、絶対すぐ壊すからやめた方がいいですよ。」と親身になって(?)アドバイスされました(^_^;)

さてさて、綺麗に切り取ってもらった風景を皆で観察しながら、楽しく歩いた昨日のツアー、
道中、今まで見たことがないものを見かけました。

1cmちょっとの黄色のモシャモシャ。
何かの卵でしょうか?

それとも誰かの巣??
それでもなかったら菌糸とか???

またまた“未知なる物体”と遭遇しちゃいました(^_^;)
どなたかわかる方、ぜひ教えてください。

自然の中を歩けば歩くほど、不思議の数は増えるばかり…。

でも“不思議”という宝物をつめた箱がいっぱいになったら、それはそれで立派な財産だよな~、
なんて感じる今日この頃です(^^)v

(カナ)

コメント (6)
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山の三連休

2011年09月19日 | 今日の大島
三連休は三原山を元気に歩くことができました。

一番のレア写真はこれ

しっかり、くっきりの虹。でもよく見てくださいね、外側にもう1つ!ダブルの虹が現れたのです。
この日、二回目の三原山(1回目はジオツアー、2回目は地元仲間の勉強会)いつも休憩する避難壕に着くと雨が降ってしまい大慌て。しかし、10分もすると上がり壕から出るとこんなプレゼントが!

次の日は夏の日が戻ったような晴れの日。青空バリバリ!



薄い緑の物が明日葉の花です
白石山内輪下にはアシタバの花がびっしりと生えていました。明日葉の株が有るのは知って居ましたがこんなに有るとは思っていませんでした。3~4年の宿根草なのですが同じ年に一斉に花が咲いたのでしょうか?

人と比べて大きさを推理してくださいね
外輪山の上から落ちて来たと思われる大きな岩石はイタドリの根(茶色に見えているのが根です)で割れてしまったようです。100%イタドリの根では無いにしても岩石の割れ目に何年もかかって大きくなった植物はすごいとしか言いようが有りません。シマノガリヤスやイヌツゲなども生えていました。

月と砂漠ラインの駐車場もこの2日間は5~6台車があったり途中の道で5台の車とすれ違ったりと多い人出でした。(これでも)


この人達はこんな富士山を見る事が出来ました(まだ雪は降っていないようです)

本日の午後は霧も出ていたためか、はたまた午前中に引き上げてしまったのが私達の車だけ。

一瞬下の方が見えたのですが残念ながら眺望はいまいち。ごめんなさ~い
  今日の山は表も裏の霧だらけでした。今日のお客様今度は椿の季節に来てくださいね、裏砂漠のハイキングすれば貸し切り状態ですよ   (しま)
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午前の部、午後の部

2011年09月18日 | ツアー
今日はツアーで午前中三原山を中心に、午後から裏砂漠や筆島、地層大切断面を回ってきました。

歩き始めてすぐに、足元に意外な植物を発見しました。
ツルリンドウです。

私の中のツルリンドウのイメージは、薄暗い林の中の木漏れ日が当たるような場所に咲く花です。
それがカルデラ内の日の当たる場所で、元気に花を咲かせていました。

新たな環境に適応して生きはじめたのでしょうか?

こんなに小さくてかわいいのに…たくましいですね(^^)v

ツルリンドウに続き「ヒット!」と思ったのは「展望台の地震計がリアルタイムで観測結果を東京に送っているらしい。」という私の説明を聞いた時のお客様の行動です!

この写真はその時撮った「ピョンピョン跳ねて振動を起こしている」…の図です!
一同大うけ(^O^)

今日の地震計の記録には、この“ジャンプの記録”は残ったのでしょうか??
(いつか東大地震研の先生に聞いてみなければ~)

下山は西側斜面を下りたので、以前お客様が作成した“シマヘクソカズラの蔓のハート”に立ち寄りました。
しかしハートの形はどこにもありませんでした。

「この斜面では雨で戻されるのでは…?」というお客様の意見に納得。

“シマヘクソカズラのハート”が何のことだかわからない方は、下記ページをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/b8aede48e50b6cb3b4a255a819d7c8be

さて午後の部の裏砂漠です。
青空とそよ風の、最高のコンディションでした(^^)v

空に向かって伸びて、つかまるところがなくて困っているような(?)サルトリイバラの蔓を笑ったり、


花粉の入った袋(葯)をシャラシャラ揺らしながら風にたなびく、満開のススキを鑑賞したり、


「雲が低い~。」と言いながら景色を楽しんだり…。


景色を楽しむ…と言えば、特に評判が良かったのが“三原山の肩越しに見える富士山”の姿でした。

三原山よりずっと小さな富士山です(笑)。
皆さん「この場所から富士山が見られるなんてスゴイ~。」と絶賛されていました。

帰り道は地層大切断面で、少し日が傾くのを待ちました。
夕日で色が変わるのを、見ていただきたかったのです。

待ち時間を盛り上げてくれたのがこの生き物たち。
利島や新島を足に抱えているような(?)ジョロウグモ。

「素敵な構図ですね。」とお客様。(^O^)

そして皆さんが大いに盛り上がっていたのは…

大きなコガネグモが、餌を食べているシーンでした。

「餌になっているのはハチじゃないですか?」
「あ!そばにすごく小さいクモがいる!子どもじゃないですか?」

…と熱心に観察されていました。

地層大切断面は少しオレンジ色になってきました。

綺麗~!(^^)!

今日も「地球ってすごい!」と思える景色から小さな生物まで、色々なものを楽しんだ1日でした~(^^)v

(カナ)



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行き逢いの空

2011年09月17日 | 今日の大島
今日も真夏の暑さが続く伊豆大島です。
昼間は本当に暑い!!

でもほら、空の高いところには巻雲(けんうん)が秋の訪れを告げています。
その下には大きな積雲(せきうん)が。
今日は南からの湿った空気がたくさん流れ込んで積乱雲のように巨大な姿になっていました。

タイトルは『ゆきあいのそら』と読みます。
『あい』の字は『合い』を当てるのが一般的ですが私は『逢い』のほうが趣があって好きです。
夏と秋が空で競演しているんですね。
とても美しい空でいつまでもずっと見ていたいくらいでした。






















地球って素晴らしいなぁ~と思う瞬間です。


                             がんま
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暑いですね~っ!

2011年09月16日 | 
おとといの夕方、仕事を終わらせて帰ろうとしていると、
薄暗くなりかけた目の前で小さなチョウが舞ってくれました。

このところの厳しい残暑で、バテ気味なので、
明るい色のチョウを見て、涼しい風を感じました(ほっ!)

見ていると、近くのミカンの葉の上に・・・。
いつも素早く飛び回るので、なかなか上手く撮影できません。
今回も、この程度(汗)

シジミチョウの仲間で、ヤマトシジミのようです。
大島では比較的よく見られるチョウですね。

この夏は、同じシジミチョウの仲間で、
ムラサキツバメに会えました↓。
このムラサキツバメには、あまり出会えないので、
容器の中に納めて、しっかり撮らせてもらいました。

(ご安心を。撮影後にすぐ放しました)

光の具合で翅の色が随分違ってしまいます。
このチョウ、以前は西日本に生息していましたが、
知人によると1998年頃から関東地方でも記録されるようになったそうです。
大島では7~8年前から定着したのではないかとのこと。

今年は梅雨開けが早く、残暑が続いています。
近年、温暖化で、真夏が長くなる傾向:亜熱帯化に
小さなチョウも順応しているのでしょうか?!

特に大島の南部地域には、
このチョウの幼虫が食べる食樹:マテバシイが多いので、
増えるかもしれません。

ところで、このムラサキツバメという名前は、
鳥と間違えそうですね。なんで「ツバメ」かというと・・・
こちら↑のヤマトシジミにはないものが、
こちら↑のムラサキシジミにはある。
もう、お分かりですね。

アゲハチョウの仲間の後翅に、後方に伸びる大きな突起がありますが、
ムラサキツバメにも、こんなかわいい尾状(びじょう)突起があります。
これをツバメの尾に見立てたネーミングです。

よく似たムラサキシジミには、この突起がありません。

では、名前の「ムラサキ」はというと・・・
容器の中で緊張のためか? 翅を開いてくれませんでした(涙)
翅の表面がキレイな紫色:特にメスの上翅は明るい青紫、
メタリックパープルなのですが・・・、

またの機会の宿題にさせて下さい。

(なるせ)
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暑くても楽しい~。

2011年09月15日 | ツアー
昨日は真夏のような日差しの中を、健脚のお客様と山を歩きました。
三原山は、こんな青空でした!


強い日差しを避けているのでしょうか?
先週ぐらいからずっと避難壕に入っている生き物がいます。

カタツムリや…


みの虫です。

みの虫は3匹、天井からぶら下がっていました。

一昨日撮った“みの虫”のアップ。
身にまとっているのは、細く切ったススキでしょうか?

「外で葉をつけてから、わざわざ中に移動してきたんでしょうかね?ご苦労様ですね~。」
そんなことが話題になりました。

ススキの根元には、まだたくさんのナンバンギセルが咲いていました。
「ナンバンギセルは葉を持たない植物で、ススキの根から栄養をもらっているんです。」というお話をしたら
「暑い所で葉っぱを広げて光合成しなくて良いなんて、涼しく暮らせて良いですね~。」とお客様。

なるほど、確かに、楽して生きている植物かもしれませんね。
…写真を撮るときは思いっきり日向に出てもらっちゃいましたけれど(^_^;)

ところで、眺めの良い西側斜面の上でお弁当を食べていたら、学生さんと思われる団体の方達が軍手をはめて何やら準備しているのが目に入りました。

どうやら引率の方が斜面のルートを解説しているようです。
「道のない斜面を下りるの?」

3人で興味津々で見つめていたら、学生さん(?)達は、斜面を直線で降りはじめました。
その時の、先頭のスピードの速いこと速いこと…。

ピョンピョン跳ねながら、どんどん斜面を下っていきました。
う~ん、こういう若者向け企画もあるんですね~。(感心)

割れ目噴火の火口では、イワツバメ(?)と思われるお腹の白いツバメが10数匹(もしかしたらもっと居たかも)で飛び交い、時々火口の中に降り立って群れで休んでいました。
切り立った火口と青空を自由に飛び回るツバメ達。

「うわ~!恰好良い~!」
ツバメに向けて何回かシャッターを押したのですが、写真は全く撮れませんでした(-_-;)

…で、ツバメが飛び回っていた風景だけ撮ってきました。

皆さん、この写真の好きな場所にツバメを飛ばしてお楽しみください…(^_^;)。

さて、裏砂漠では昨日も仰向けになって空を見上げました。
「あ!あの雲、くっつきますよ!」とお客様。


「あ、ホントだ~(^O^)」

360度の視界が開ける場所で、大の字になって空を見上げる…この爽快さはやめられません。
更に全身のツボマッサージ付きなのですから~(^^)v←細かい溶岩が程良いツボ刺激になるんです。

今回のツアーの最後の締めは、お客様が発見してくれた2連のトノサマバッタです。
風景に溶け込んでいるトノサマバッタにいつも先に飛び立たれて「悔しいですね。先に見つけたいですよね。」と話していた矢先…。

「あ!」

やりました~!

人が近付いても子孫繁栄のためにジッと我慢のバッタ達。

正面顔も撮らせてくれて、ありがとう~。

と、いうことで昨日も「暑くても楽しい三原山」でした(^^)v

(カナ)

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来ました。

2011年09月14日 | 
何がって?
この子です。
お目目パッチリのコサメビタキです。



・・・ガッツリ枝被りのうえに葉っぱにピントが来てる・・・(涙)

今日の午後、もうそろそろ来る頃だろうと目星を付けていた岬で見つけました。
狙った場所で狙った獲物(?)が出るのはうれしいですね。
今年の春には出会わなかったので1年振りの再会です。
枝被りがどうした!


木々の先端近くを飛び回りながら虫を捕らえていました。
ハト・・・おっと、アオバハゴロモが多かったです。
今日は凪いでいたので捕らえるときにクチバシが鳴る「パチッ、パチッ」という音がよく聞こえました。


小首を傾げる仕草のかわいいこと!
きっと私が喜ぶと思ってわざとやっているんです。


この後姿もステキ。


これはサメビタキに見えますが・・・



日陰にいるのでそう見えるだけかもしれません。
でも同じくらいの大きさのヒタキが2羽いたのは確かです。


明日になればエゾビタキやバッチリサメビタキもどこかで見られるかもしれません。
楽しみです。


                           がんま

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晩夏~初秋を歩くツアー

2011年09月13日 | ツアー
日中は夏のような暑さが続く大島ですが、季節は確実に夏から秋に向かっています。
ツアーで大島を歩いていると、そのことを肌で感じることができます。

秋を感じるのは、ススキの穂が伸び始めたからでしょうか?
昨日のツアーの時のススキの風景です。

ツヤツヤしていて、綺麗ですね!(^^)!

雄しべや雌しべを垂らしている、気の早いススキも見つけました。
もう受粉の準備?

仲間はまだ全然準備ができていないみたいですけど(^_^;)

一方、晩夏~初秋が花盛りのハチジョウイタドリは、まだまだ見事な花を咲かせています。
黒い溶岩の上に一番最初に芽を出すたくましいハチジョウイタドリがカルデラの中一面に咲き誇る様子は、火山の島“大島”を代表する景色のような気がして、見るたびに惚れ惚れします(^O^)

ハチジョウイタドリの花の姿は本当に様々です。
こちらは裏砂漠で、小さいけれども妙に存在感を感じたイタドリの花。

広大な風景を見下ろすように、小さな赤い花が咲いていました。

昨日は、まるで木のようなハチジョウイタドリも見かけて、ものすご~くビックリしました!

コレって…周りの木より高いのですけど…(^_^;)
草丈2.5mぐらいありそうです!

何だかオオムラサキシキブの花みたいすよね!

(大島のオオムラサキシキブをイメージしづらい方は昨年11月の下記ブログをご覧ください。似てませんか?)
http://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/d/20101104

トノサマバッタの多さも、最近のツアーの特徴でしょうか?
歩いていると目の前をバタバタ飛び立ちます。

「もしや道の上で産卵しているのでは?よ~し、飛ぶ前に見つけて観察しよう!」
心の中でそんな計画を立て、注意して観察したらすぐに見つかりました。

みんなで近寄っても全然動きません。

困ったような顔(?)で、踏ん張るトノサマバッタ。

産卵管を確認しようとしましたが、ちょうど溶岩の粒の陰になっていて見えませんでした(^_^;)
他の地域では初夏と晩秋に産卵するというトノサマバッタ。

大島のカルデラで彼らの姿が目立つのは、昨年も今の時期、晩夏~初秋の1回きりでした。
黒い溶岩の温度とトノサマバッタの産卵時期は、何か関係があるのでしょうか?

そして昨日は、ヤマボウシの実が赤くおいしそうに色づいていました。
この実、とても甘いんですよね。

きっと鳥たちも喜んでいるでしょう~(^^)v

夏から秋へ向かう季節を楽しんだ昨日のツアー。
今日のブログに報告したように「おお!」と思う風景にもたくさん出会いましたが、またまた「スバラシイ!」って思うようなお客様のリアクションにも出会いました。

ゴジラの溶岩の前で…戦いのポーズ!

決まってますよね~!(^O^)

(カナ)









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役に立つよ!

2011年09月12日 | 植物
先日、本を読んでいたら『タフラッポウジ』と言う暗号のような言葉を見つけました。これはヘクソカズラの事だそうで「タフラッポウジヲヒッパン」で何の役にも立たないことのたとえだそうです。「ヘクソカズラを引っ張る」単純に引っ張るでは無く、ヘクソカズラの蔓を紐の様に使うと言うこと(その蔓はすぐに切れて役に立たないからだそうだ)
毎年秋になると、うちの主人は山芋掘りに精を出します。山芋の蔓で括って帰ってきます。ヘクソカズラでは重い荷物には役に立たないのでしょうね

ヘクソカズラは可愛い花で(今花は終わってしまいました)これから可愛い実も付けるしクリスマスリースなどの飾りには持ってこい。まあ、名前の通り少し悪臭がするのが玉に傷。でも、以前はこんなに悪評だったとは!


これなら小さいから大丈夫(ガクアジサイの葉にタフラッポウジで縛りました)


中身はこれ!セミの抜け殻、食べかけの実も有りました

本当はトトロにもらったの!

                           な~んてね  (しま)
※正式名称はシマヘクソカズラです。大島の物は都内の物に比べ葉が厚く個体も大きいそうです島型に変化しているのですね

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月を楽しむ

2011年09月11日 | ツアー
以前からダイビングに通ってくれているTさんのリクエストで、昨日の夕方、島の南部まで行ってきました。
「10年前から大島に来ているけれど海以外はほとんど行った事がない。」とのことで、まずは有名な波浮港を見てから筆島海岸へ。

海岸特有の肉厚の葉を持った植物たちに触れ、筆島の対岸の岩脈を双眼鏡で観察し、大島の地面をつくっているスコリア(黒くて穴が多い溶岩の粒)や火山灰の質感を観察をしていたら、あっという間に時間が過ぎました。

もともと私達の店に何度も通ってくれるダイバーは生物好き、自然好きの方が多いので、陸上でも本領発揮!
お客様「あれ?このネコジャラシ、何か変ですよ。」

私「え?あ本当だ。背が低いですね。海岸で栄養が無いからこういう形なのではないでしょうか?」
お客様「でも、かなり雰囲気違いますよ。」
私「確かに…」

そんな会話をしながら大島の植物図鑑を調べてみたら、ちゃんと“ハマエノコロ”という存在が“エノコログサ”のページの片隅に載っているではないですか!
(今まで完全にスルーしていました…)

そして改めてジックリ見てみると、かなり可愛いことに気づきました!

穂が丸っこくてフサフサしていて、これと子猫がセットになったら、ますます可愛いに違いありません!

またまたお客様からの指摘で、今まで“視界に入っているけれど見えていなかったもの”の存在に気づきました(^_^;)

もう一つ、海岸の植物で注目されて(?)いたのは、私達の店で“水疱瘡シダ”というあだ名で呼ばれているオニヤブソテツ。
シダと思えないほど固くて肉厚の葉を持っています。

さらに水疱瘡のあだ名のもととなっている、葉裏の胞子嚢を紹介したところ…
「ウワ~!気持ち悪い!」

確かにすごい模様かも(^_^;)

目玉を入れたら、SF映画に出てきそうなエイリアン風にも見えますよね(^_^;)

どうでしょう?あまり迫力ないでしょうか??

さて、楽しく遊んでいたら、空が暗くなり始めました。
「大変!地層大切断面が見えなくなる!」

大急ぎで車を走らせましたが、地層大切断面に着いた時には太陽は既に沈んでしまっていました(-_-;)
残念!

利島、新島も淡いパープルの色に染まっていました。

地層大切断面は淡いピンク色になって、側には白い月が浮かんでいました。

月と1万年分の地球の歴史…なんて素敵な取り合わせでしょう!
それぞれが夢中になって写真を撮りました。

夜、帰宅して空を見上げたら、雲が月明かりに照らされて空に浮かんでいました。

そう言えば、明日はもう中秋の名月。

明日は天気が良くて、月が綺麗に見えそうです。
月明かりが照らし出す秋の景色…明日の夜が楽しみです(^O^)


(カナ)



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