nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
https://nikkourei.jimdo.com

これからの施設経営が面白い

2007-08-08 16:47:42 | 経営
施設経営はこれからが面白い。
なんたって資金の手当てができる。在宅サービスを行なっている私から見るとなんともうらやましい限り、たとえば福祉医療機構の融資、これがダメならABLという手法もある、介護報酬の証券化もあればリートという手法もある。

要は施設で何をやるか、いままでと同じことではこれから参入する意味がないし、特徴を出したいです。

よく皆さんが考えるのは建物、内容とか風呂場とか食事とか、基本はケアですから、基本をはずしての施設経営はないです。
経営から見た施設運営の1つの切り口は部屋ごと費用管理。

1つの部屋は1人部屋ですか、2人部屋ですか、いずれにしても部屋ごとに人件費を算定する、衛生材の費用を計算する。

部屋の住人の状況でそれぞれ費用額が違うはずで、行動的な人と自分からは動かない人、動けない人で、それぞれかかる費用内容と金額に違いがある。
まず、項目の把握と項目ごとの費用管理を行なう。
次に費用の変化の読み取り、行動的でない人の部屋の費用が増加したならケアに変化が生じていると疑いケアを考察する、問題がなければいいがケアが低下している、もしくは未熟な職員に変更とか、
どちらかと行動的な住人の部屋の費用が増加した場合、光熱費の増加、もしかして認知症かも、単なる物忘れ、でも、何か危険な要素が潜んでいるのかも。
逆に減少したら、住人の状態の変化かも、職員の見落としがあるもも、そうだとするとここに危険性の存在が疑われる。

同じ状態の住人の費用の比較は職員のスキルの問題として把握することが可能、未熟な職員のケア時間と内容は比例する。同じ状態の住人で費用が異なる場合は職員の能力を疑う、職員の教育に使える。

部屋ごとの費用管理という手法での施設経営はこれからの施設経営の1つの鍵、施設経営者はケアばかり見ているとこれからの変化、競争で市場からの撤退もありえる。
施設がではなく、その経営者がです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

介護業界人のあまさ

2007-08-08 11:37:22 | 雑感
事業計画と事業の結果との整合性に勇気をもって取り組まないと事業主体の存続に関わる事態を招く。
他の産業での計画の前提としていた項目がこの業界では前提とならないことが多い。

おそらく100年に及ぶ救済施策、福祉、奉仕の感情が底流にあることが事業計画の立案者の考えを狂わすのだと思う。宗教団体による救済事業、社福の福祉と奉仕は限定的なもの、いまや介護保険制度下では利用者と事業者との保険と契約という行為に変わったことを認識することだろう。

あったかい気持ち、何とかしてあげたいという思いで何でも引き受けてしまうこの業界の人の多さ、しかし、できないことを引き受けたのだから当然できないわけで。その結果お互いの関係の崩壊、信頼関係の喪失が招来される。
この気持ちとできることできないこととは別だという判断ができないことに起因するのか、何とかしてあげたいという気持ちが強いのか、とにかく引く受ける気持ちとできるできないとは別の判断基準がこの業界にあることを前提に計画を立案すると間違いがない。

この時点で気持ちと能力との違いを認識して行動がなされないと、周辺に迷惑が及ぶ。利用者の希望を砕く、契約の不履行、当てにしていたことの裏切りといった事態が起こることが心配です。
自分がどんなにお手伝いしてあげたいと思っても、なんとかやってあげたいと思っても、自分にできないことは断らないと後で自分が一番困ることになる、自分でできないが所属する法人でできるならそのように伝えて欲しい、所属する法人でも約束できないならできないという勇気を持たないと信頼を裏切り、関係を壊し、希望を砕くことになる。

できること、できないこと、できることはどのようにできるのか、その方法を説明する、できないことはなぜできないのかを検証する、そしてできる方法が発見できるかもしれない、時にはそれでもできないのかも知れない、そうした内容を説明する。単にできますといわないこと、できる裏づけを持ちたいです。できないならできない理由を説明したいです。

このできる、できない、の誤解から生起さられる事柄が今の問題の大半の原因でないかと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の美術館名品展