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立川談志は名人か

2011-02-02 17:04:28 | Weblog
昨日日テレ+で立川談志の特集をやっていたので思わず見てしまった。いまイリュージョン落語なるものに取り組んでいるようその噺「堀之内」を見た。
立川談志の落語についての考えはともかく落語は人間の業の肯定であるという理屈を客に開陳する彼の高座は名人といえるのかと疑問を感じている。人間の業の肯定であろうが生き方の否定であろうが客にとってはおもしければいいのであって高説を客に述べるのはどうかと思う、が、そんな反感をいだきつつ彼の噺を聞いてしまう自分がいることに納得がいかない。「なんだよ、またかよ」と思いつつ彼の噺には単に笑うということではない「おかしみ」があって、客はその「おかしみ」を感じているのだろう。
おそらく頭がいいだけの噺家だったら自分の落語観を述べるだけでとどまるところが彼は自分の落語に対する考えを持ちながらその考えを噺の中に具現していく作業をしているのだろう、その作業を通して噺が練り上げられ理屈っぽさだけでない「おかしみ」という味が加味され、噺全体として立川談志の噺が完結する。
という理屈はどうでもよく、ともかく目の離せない芸人だ。
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