マスメディアは、サッカー・ワールドカップに夢中だ。各テレビ局のスポーツ担当のアナウンサーは、日本チームのシャツを着ている。みんな同じ。
サッカーのコメンテーターが長時間話すが、話していることはほとんど同じ。それだけではなく口調も一緒。たとえば「頑張るしかないので」というところを、サッカー関係者は、「の」のところを「ん」で話す。「頑張るしかないんで」というように。この「ので」を「んで」で話すのが、サッカー関係者の共通した口調である。
さて、昨日あのNHK経営委員の百田尚樹氏が、静岡青年会議所の講演会で、「日教組は日本のがん」、「南京大虐殺はなく、従軍慰安婦はうそ」などと発言したそうだ。
「日教組は何十年間も、純粋無垢な子どもたちに贖罪意識を教え込んでいる。まず『日本は素晴らしい』ということを教えなければならない」、「日本人でいることが恥ずかしいと教え込まれた子どもたちは立派な大人になれない」、「自虐思想があるので、南京大虐殺、従軍慰安婦問題にノーと言えない。正しい歴史知識を身につけたら、歴史ねつ造というのはすぐ分かる」
そして「(東京大空襲)わずか2時間で一般市民12万人が焼き殺された。大虐殺で戦争犯罪だ」と語った。何人が犠牲になったのか正確なところは分からないが、東京大空襲は無差別爆撃で許されない行為である。百田氏がいうように、原爆投下も含めて、「戦争犯罪」である。しかし同時に、日本軍も、たとえば中国の重慶に対して無差別爆撃を行ったことも知っておく必要があるだろう。
百田氏の先の発言、日教組、南京大虐殺、従軍慰安婦については、昨日記したので書かないが、安倍首相らのお友だちやその支持者は、いつも同じことを話す。
教育現場で、日教組の組合員が意図的に「贖罪意識を教え込む」ことなんかないし、日本の「素晴らしい」ことも教えている。「日本人でいることが恥ずかしいと教え込まれ」る子どもはいるのだろうか。歴史の授業で言えば、歴史研究の成果に基づいたことを教えるのである。どの教科も、学問研究の成果にもとづいたものを教える、のである。「嘘」を教えることはないのだ。
基本的に、こういう人たちは、誰かが言ったことを、学問的な裏付けなどを確認しないまま放言を繰り返す。昨日も記したように、これらの発言は「内向き」なものであり、国際的には相手にされないものである。
逆に、こういう発言が日本人を辱めている、と思うのだ。
そして公益社団法人である青年会議所という組織、百田氏が語ることに同調する傾向があるようだ。
サッカーのコメンテーターが長時間話すが、話していることはほとんど同じ。それだけではなく口調も一緒。たとえば「頑張るしかないので」というところを、サッカー関係者は、「の」のところを「ん」で話す。「頑張るしかないんで」というように。この「ので」を「んで」で話すのが、サッカー関係者の共通した口調である。
さて、昨日あのNHK経営委員の百田尚樹氏が、静岡青年会議所の講演会で、「日教組は日本のがん」、「南京大虐殺はなく、従軍慰安婦はうそ」などと発言したそうだ。
「日教組は何十年間も、純粋無垢な子どもたちに贖罪意識を教え込んでいる。まず『日本は素晴らしい』ということを教えなければならない」、「日本人でいることが恥ずかしいと教え込まれた子どもたちは立派な大人になれない」、「自虐思想があるので、南京大虐殺、従軍慰安婦問題にノーと言えない。正しい歴史知識を身につけたら、歴史ねつ造というのはすぐ分かる」
そして「(東京大空襲)わずか2時間で一般市民12万人が焼き殺された。大虐殺で戦争犯罪だ」と語った。何人が犠牲になったのか正確なところは分からないが、東京大空襲は無差別爆撃で許されない行為である。百田氏がいうように、原爆投下も含めて、「戦争犯罪」である。しかし同時に、日本軍も、たとえば中国の重慶に対して無差別爆撃を行ったことも知っておく必要があるだろう。
百田氏の先の発言、日教組、南京大虐殺、従軍慰安婦については、昨日記したので書かないが、安倍首相らのお友だちやその支持者は、いつも同じことを話す。
教育現場で、日教組の組合員が意図的に「贖罪意識を教え込む」ことなんかないし、日本の「素晴らしい」ことも教えている。「日本人でいることが恥ずかしいと教え込まれ」る子どもはいるのだろうか。歴史の授業で言えば、歴史研究の成果に基づいたことを教えるのである。どの教科も、学問研究の成果にもとづいたものを教える、のである。「嘘」を教えることはないのだ。
基本的に、こういう人たちは、誰かが言ったことを、学問的な裏付けなどを確認しないまま放言を繰り返す。昨日も記したように、これらの発言は「内向き」なものであり、国際的には相手にされないものである。
逆に、こういう発言が日本人を辱めている、と思うのだ。
そして公益社団法人である青年会議所という組織、百田氏が語ることに同調する傾向があるようだ。