浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

「死んだ男が残したものは」

2014-06-04 23:16:59 | 社会
 ボクは、高校時代、社会科学研究会(社研)という非公認サークルのメンバーだった。そこにはボクの学年よりも、ひとつ上の上級生のほうが多かった。高校時代、政治や社会のあり方に疑問を抱いたメンバー、今はどうしているだろうか。

 連絡を取り合っているのは、神奈川県に住むKさんだけだ。今日、Kさんからのメールには、「死んだ男が残したものは」の歌が貼り付けてあった。送られてきたのは、倍賞美津子がうたったもの。

 倍賞美津子のものはyou tubeにはないようなので、他の人の歌で我慢してもらいたいが、反戦歌である。

 しみじみとした、いい曲である。本田路津子のうたを聞いて欲しい。

https://www.youtube.com/watch?v=PaXN4dH-zuk

 Kさんのメールの末尾には、「何度も聞いたこの歌だが,今までで一番胸に響いた。「残された私たちが平和を創らなければならない」と強く思う。」」とあった。同感である。


 ついでに、ボクが高校生の頃、もっとも好きで、もっとも自分の気持ちを表した歌があった。それは岡林信康の「友よ」である。

 この歌詞を信じて、ずっと生きてきた。「この闇の向こうには、輝く明日がある」

https://www.youtube.com/watch?v=e5z6bsrKEMc
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浜松市政のこと その2

2014-06-04 21:56:05 | 社会
 今日は市議会で総務委員会があった。昨日記した「浜松市行政経営諮問会議条例」についてである。

 しかし、市当局は、議員の質問にまったく答えられなかったという。

 有能な官僚というのは、細部についての気配りがあり、その細部についての検討をきちんとやったうえで条例案を議会に出すべきなのである。ところが、この条例案を企画したところは、そういう細部への気配りをまったくしなかったようだ。

 昨日指摘した論点以外にも、いくつか問題がある。

 今まで浜松市政を牛耳っていた行革審がなくなるわけだが、行革審は本庁を離れたところに事務局を設置していた。新しい条例によると、今度の諮問会議には事務局がないという。ところが、現在も事務局は存続しているにもかかわらず、驚くことに、市当局は、事務局にいるスタッフ(市の職員だけではなく、市内の企業からも)についての処遇について、何も考えていなかったようなのだ。

 あきれかえるとはこのことだろう。

 今日の総務委員会の議論、メディアはどう書くのだろうか。
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私はわたし!

2014-06-04 20:58:03 | 日記
 夕食後、ボケッとテレビを見ていた。「笑っていいとも」という番組。そこで、ドイツ在住のハーフのピアニスト、アリス・サラ・オットの家族のことをやっていた。

 最近、本を読んだり、こうしてコンピュータにむかっている時、必ずピアノ曲をかけている。かけているといっても、you tubeや「クラシック音楽へのおさそいーBlue Sky Label」で気に入った曲にアクセスしているだけだ。



 アリス・サラ・オットというピアニストの演奏をはじめて聴いたが、その演奏の特徴は一言でいえば「私はわたし!」というものだ。もちろん、協奏曲はオーケストラとの調和が必要ではあるが、そのなかでも彼女の演奏は自分自身を積極的に、ストレートに力強く表現している。

 最近は、録音技術が発達しているからか、クリアなサウンドのものが多い。ボクもどちらかというと、クリアな演奏が好きだ。ずっと前、ベートーベンのピアノ協奏曲第五番、誰の演奏だったか忘れてしまったけれど(レコードの時代、持っているが実家のレコード収納ケースにあるので確かめられない)、ラジオか何かで聴いて、すぐに店に走った記憶がある。その理由は、その演奏がきわめてクリアであったからだ。

 クリアと言えば、指揮者のゲルギエフのものもそうだ。

 こうして、今まで知らなかったピアニストとその演奏を知ることができて、今日はテレビを見た甲斐があった。

 しかしボクがもっとも好きなのは、何と言っても、チェリスト・ジャクリーヌ・デュ・プレのドヴォルザーク・チェロ協奏曲である。まさに“一期一会”の演奏。自らの生を、ひとつひとつの演奏に投企する、言いかえれば人生をかけた演奏、それを感じるのだ。

 だからボクは、ジャクリーヌ・デュ・プレのCDはすべて持っている。もちろんいちばんよく聴く曲は、ドヴォルザークのチェロ協奏曲。

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