浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

『朝日』の社説に?

2014-10-26 23:02:32 | メディア
 『朝日』の経済に関する社説は、以前から新自由主義的な内容が多い。これは他紙も同様だが、『朝日』が「TPPは消費者にメリット」という社説を出していたそうだ。

 それを下記のサイトで知った。

http://uchidashoko.blogspot.jp/2014/10/tpp.html

 そしたら、消費者の立場に立ったこういう意見が載った。こちらの違憲のほうが正しい。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11416329.html?_requesturl=articles%2FDA3S11416329.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11416329
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昨日の「中日春秋」

2014-10-26 22:56:37 | 政治
 別に1886年の事件を持ち出さなくても、現在治外法権の事実は無数にあるではないか。アメリカの軍人軍属は、ほとんど「治外法権」である。

 そうした「治外法権」の事実、米軍基地がある沖縄で頻発しているが、本土のメディアがほとんど報道しないので、普通の人々は、屈辱的な「治外法権」の現実を知らない。TPPも国家主権の侵害であるが、安保体制も同様である。

中日春秋

 横浜から神戸に向けて航行していた英国船ノルマントン号が暴風のため航路を誤り沈没したのは、一八八六年の十月二十四日のことであった

▼船長ら西欧人の乗組員はボートで逃げたが、二十余名の日本人乗客は船中に置き去りにされ、死亡した。当然、船長の責任が問われたものの、海難審判にあたった神戸駐在の英国領事は無罪を言い渡した。幕末に結ばれた条約のため、日本で罪を犯した西欧人を自らの手で裁けぬ治外法権の理不尽さに、人々は憤った

▼日本政府は秘密裏に条約改正案をまとめていたが、日本の立法や司法に外国政府を介入させかねない内容が含まれていた。この案が漏れ伝えられると、世論は沸騰した

▼いま政府が秘密裏にまとめ上げようとしている環太平洋連携協定(TPP)には、ISDS条項なるものが含まれているという。企業や投資家が協定加盟国の規制で損をした場合、その国を相手取り国際的な第三者機関に訴えられるようにする制度だ

▼この制度には疑問の声が上がっている。食や環境などをめぐるわが国の立法や規制が不当だと外国の企業などに訴えられ、規制撤廃を強いられかねない。それでは主権が損なわれるとの指摘だ

▼きょうから豪州でTPPの閣僚会合が開かれ、年内妥結を目指しての協議が行われる。「平成の治外法権」のごときものができぬか。ここは思案のしどころだ。

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小村雪岱

2014-10-26 22:31:19 | 日記
 掛川市の新幹線沿いに、資生堂の掛川工場がある。その敷地内に資生堂アートハウスがある。今日そこを初めて訪れた。

 小村雪岱展が行われているからだ。

 小村雪岱は、泉鏡花の本の装幀などを担当し、一時期は資生堂にも在籍し、包装紙や化粧瓶などのデザインも担当した。『芸術新潮』2010年2月号でも特集されていたが、日本的な情緒にあふれた良い絵(版画)が多い。浮世絵のような空間認識の下、女性を中心とした静かな独特の雰囲気を描いている。

 実はボクは、『芸術新潮』で特集されるまで、雪岱を知らなかった。一目で、雪岱の絵が好きになって、雪岱の絵で絵はがきをつくって各所に送ったことがある。

 今日、アートハウスで雪岱の絵を見たが、やはり女性の絵がもっともよい。「忠臣蔵」の絵も並んでいたが、それよりもやはり女性の絵だ。

 アートハウスには、現代彫刻もある。青木野枝という人の鉄を素材とした作品が二点、鉄を輪のようにして、その輪がリズムをつくりながら空間に伸びる。重いはずの鉄、その重さを視覚的には感じさせないのだが、ボクらの心の中で重さを感じる。

 資生堂のアートハウス、入場料はタダである。隣に資生堂の企業博物館もある。

 小村雪岱、とてもいい絵だ。



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