戦争や大きな自然災害、経済危機などが起きると、どう猛な資本主義(大企業など)がそれを利用して、また国家権力を駆使して新自由主義的施策を行いさらなる儲けを企む。
日本政府は、増税するとき、福祉予算を出し惜しみするときだけ、必ずカネがないという。しかし政府のカネのつかい方、勿論そのカネは国民の税金であるが、あまりに無駄遣いが多い。政府が率先して無駄遣いをしている。
今日の『中日新聞』一面トップ。
これも五輪予算? 国産アジサイ栽培や地震対策費
2015/9/24 朝刊
各省庁が「二〇二〇年の東京五輪・パラリンピック対策」に分類した一六年度予算の概算要求が膨らんでいる。前年度の当初予算に盛り込まれていた首都直下地震への対策や梅雨の時季の花のアジサイなどを真夏の大会に飾るための費用も、一六年度は「五輪関連」として増額要求された。東日本大震災後の復興予算と同様、各省庁は五輪関連を主張することで政権からお墨付きを得て、多くの予算を獲得しようとしている。
農林水産省は「五輪で来日した外国人に日本の花の魅力を知ってもらいたい」と、国産の花の供給体制の整備費を十億円要求した。これは一五年度当初予算に比べて五割ほど多い金額だ。
価格が安い輸入切り花の流通量が増える中、国産の花を競技場や選手村などに飾り、五輪の競技の勝者らにメダルとともに贈る「ビクトリーブーケ」にも使ってもらうことを農水省は期待している。
しかし五輪が開催される七月下旬から八月上旬の真夏に「十分な出荷量がある国産の花は菊以外はほとんどない」(担当者)のが実態。このためアジサイや秋の花のダイヤモンドリリーなど、季節外れの花を試験的に真夏に栽培し、安定的に生産できるかどうかなどを調べる。ただ新国立競技場の計画が白紙に戻ったこともあり、大会でどんな花がどれだけ必要になるかは不明。「五輪組織委に国産の花の利用を提案するのはこれから」という。
一方、首都直下地震への対策を「五輪の成功に向けて」と銘打ち一億円要求したのは内閣府。首都直下地震が起きた場合の医療や物資支援計画を検討する事業で、担当者は「結果として五輪時の安全・安心につながる」と説明した。
環境省は「日本の夏に慣れていない外国人旅行者への熱中症予防策を検討する」とし、日本の夏の特徴や水を飲むことの重要性を訴えるパンフレットの作成などを模索。同じ趣旨で打ち水の普及などで街を暑さから守る「クールシティ推進事業」も、五輪に向けた取り組みに含めた。「環境技術の情報発信」として東京湾の環境改善も「五輪関連」として要望した。
このほか経済産業省は概算要求を説明する資料で「五輪に向けて」という項目に分類し、日本貿易振興機構(ジェトロ)の運営交付金二百四十四億円を要求した。ただ本紙の取材に担当者は「直接は五輪と関係ない」と説明。一方で「ジェトロのネットワークを通じて、海外のホテルや航空関連の先進的サービスを日本に呼び込む事業などに力を入れる。これは結果的に外国人が多く来日したときに役立つ」と話した。
◆政府方針見えず便乗
<田中秀明・明治大大学院教授(財政政策)の話> 「復興」や「再興戦略」など何か名目があると各省庁は競って予算要求を出すため全体が膨張する。政府が成長戦略の優先順位を示さないために「何でもあり」となり、各省庁が「二匹目のどじょう」を狙うように五輪関連の予算を要求している。政府がどんな五輪にしたいかの方向性を示さないこともあり、五輪への便乗が主眼になっている。
日本政府は、増税するとき、福祉予算を出し惜しみするときだけ、必ずカネがないという。しかし政府のカネのつかい方、勿論そのカネは国民の税金であるが、あまりに無駄遣いが多い。政府が率先して無駄遣いをしている。
今日の『中日新聞』一面トップ。
これも五輪予算? 国産アジサイ栽培や地震対策費
2015/9/24 朝刊
各省庁が「二〇二〇年の東京五輪・パラリンピック対策」に分類した一六年度予算の概算要求が膨らんでいる。前年度の当初予算に盛り込まれていた首都直下地震への対策や梅雨の時季の花のアジサイなどを真夏の大会に飾るための費用も、一六年度は「五輪関連」として増額要求された。東日本大震災後の復興予算と同様、各省庁は五輪関連を主張することで政権からお墨付きを得て、多くの予算を獲得しようとしている。
農林水産省は「五輪で来日した外国人に日本の花の魅力を知ってもらいたい」と、国産の花の供給体制の整備費を十億円要求した。これは一五年度当初予算に比べて五割ほど多い金額だ。
価格が安い輸入切り花の流通量が増える中、国産の花を競技場や選手村などに飾り、五輪の競技の勝者らにメダルとともに贈る「ビクトリーブーケ」にも使ってもらうことを農水省は期待している。
しかし五輪が開催される七月下旬から八月上旬の真夏に「十分な出荷量がある国産の花は菊以外はほとんどない」(担当者)のが実態。このためアジサイや秋の花のダイヤモンドリリーなど、季節外れの花を試験的に真夏に栽培し、安定的に生産できるかどうかなどを調べる。ただ新国立競技場の計画が白紙に戻ったこともあり、大会でどんな花がどれだけ必要になるかは不明。「五輪組織委に国産の花の利用を提案するのはこれから」という。
一方、首都直下地震への対策を「五輪の成功に向けて」と銘打ち一億円要求したのは内閣府。首都直下地震が起きた場合の医療や物資支援計画を検討する事業で、担当者は「結果として五輪時の安全・安心につながる」と説明した。
環境省は「日本の夏に慣れていない外国人旅行者への熱中症予防策を検討する」とし、日本の夏の特徴や水を飲むことの重要性を訴えるパンフレットの作成などを模索。同じ趣旨で打ち水の普及などで街を暑さから守る「クールシティ推進事業」も、五輪に向けた取り組みに含めた。「環境技術の情報発信」として東京湾の環境改善も「五輪関連」として要望した。
このほか経済産業省は概算要求を説明する資料で「五輪に向けて」という項目に分類し、日本貿易振興機構(ジェトロ)の運営交付金二百四十四億円を要求した。ただ本紙の取材に担当者は「直接は五輪と関係ない」と説明。一方で「ジェトロのネットワークを通じて、海外のホテルや航空関連の先進的サービスを日本に呼び込む事業などに力を入れる。これは結果的に外国人が多く来日したときに役立つ」と話した。
◆政府方針見えず便乗
<田中秀明・明治大大学院教授(財政政策)の話> 「復興」や「再興戦略」など何か名目があると各省庁は競って予算要求を出すため全体が膨張する。政府が成長戦略の優先順位を示さないために「何でもあり」となり、各省庁が「二匹目のどじょう」を狙うように五輪関連の予算を要求している。政府がどんな五輪にしたいかの方向性を示さないこともあり、五輪への便乗が主眼になっている。