浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

すばらしい考え

2015-09-15 21:30:00 | 政治
 自民党、公明党の議員を落選させる運動をやろう!


安保法案“最終局面” これから始まる「自公落選デモ」の破壊力

 最終局面を迎えて俄然、緊迫してきた「安保法案」をめぐる与野党の攻防。参院特別委は15日の中央公聴会に続き、翌16日に横浜市で急きょ、地方公聴会を開くことを決めた。鴻池委員長が野党側の要求を受け入れたのだが、これで安倍官邸がもくろんでいた「16日採決」は絶望的だ。それでも、政府・与党は「法案成立は既定路線」と、そのまま一気に本会議採決に持ち込む考えだ。「連休に入れば国民の怒りも収まる」とナメているのだろうが、てんで分かっていない。

 鴻池委員長が野党側に配慮せざるを得ないのもムリはない。特別委が中央公聴会で意見表明する「公述人」を公募したところ、過去10年で最多の応募者95人中、全員が「反対」だったからだ。

 中央公聴会の開催が決まったのは先週初めだ。それから数日間で100人近い応募者が反対意見を言いたくて「公述人」に殺到したのだ。この状況自体が異例だし、それだけ国民の怒りが頂点に達している証左と言っていい。慌てた与党は、例によって法案賛成の御用学者を国会に招致する予定だが、おそらく地方公聴会も同じ状況になる。もはや「安保法案」に対する国民の意思はハッキリしているのだ。

 それなのに自民の谷垣幹事長は「金曜夜には仕事帰りのデモ参加者が多い。採決は平日の明るい時間に」なんて言っている。法案さえ通せばオシマイのような口っぷりだが、冗談じゃない。「安保反対デモ」は、これから本格的な「自公落選デモ」に変わるのだ。

「安保反対デモには、学生やお年寄り、女性、学者、芸能人……など多くの人が参加しています。イデオロギーも党派も全く関係ない純粋な気持ちで集まったフツーの人たちです。自公は『数の力がある』とカン違いしているようだが、国内でもっとも多いのは『無党派層』。つまり、こうしたフツーの人たちです。安倍政権は安保法案のゴリ押しによって、無党派層を完全に敵に回したのです」(霞が関事情通)

 主権者である国民の意向を無視した暴政に対する“反撃”の手段は「落選運動」しかない。公選法でも、単に特定の候補者の落選のみを図る行為であれば選挙運動に当たらない、とされている。ネット、集会、デモなどさまざまな活動を通じて自公議員の「落選」を呼びかければ拡大するのは間違いない。九大名誉教授の斎藤文男氏(憲法)はこう言う。

「憲法の制定権は主権者である国民にあります。それを無視して何が何でも違憲の安保法案を通そうとする安倍政権は独裁政治そのもの。仮に法案が成立しても、好き勝手に運用できないよう政府、与党議員を追い詰めることはできるのです」

 自公が国民の怒りを身に染みて感じるのはこれからだ。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の「中日春秋」

2015-09-15 21:27:42 | メディア
 『中日新聞』のコラム、「中日春秋」の内容がよいので紹介する。


中日春秋



 沖縄県知事の翁長雄志(おながたけし)さんは十五年ほど前、政界を引退してなお「ご意見番」として存在感を示し続けた後藤田正晴さんと会った。ごく短時間の面談予定が一時間近くに延びたころ、後藤田さんが「俺は沖縄には行かないんだ」と言ったという

▼何か失礼でもあったのかと内心案じる翁長さんに、後藤田さんは涙声で打ち明けたそうだ。「沖縄県民の顔をまっすぐ見ることができないんだよ」

▼凄惨(せいさん)な沖縄戦と、日本の主権回復からも切り離され、基地の重荷を背負わされ続けた戦後。そんな沖縄の歩みを見てきたからこそ、保守政治の重鎮は「県民の顔を…」と思いを吐露したのだろう

▼政府と沖縄県は八月から一カ月間、普天間飛行場の辺野古移設をめぐる話し合いを続けた。その席で翁長知事は、後藤田さんの逸話もまじえて沖縄にとっての戦後七十年の重みを訴え、基地負担の軽減を求めたという。だが協議は決裂した。政府は先週末に辺野古沖の埋め立てに向けた工事を再開させ、知事はきのう、埋め立て承認を取り消すと表明した

▼知事は政権幹部と協議を重ねるうち、かつての自民党重鎮らとは共有できた歴史の痛みを、もはや分かちあえぬのかと思ったそうだ

▼協議決裂後の会見で知事が繰り返し語ったのは、「お互い別々に、七十年間生きてきたということ」という言葉だった。何と悲しい響きの言葉だろうか。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「参戦法案」反対!

2015-09-15 21:14:27 | 政治
 自分の言葉で、なぜ「参戦法案」に反対するのか、を訴える人びと。その内容は、格調高く、聴く者の胸を撃つ。今日、学生の奥田君が国会の公聴会で話した。素晴らしい主張だ。

http://iwj.co.jp/wj/open/feature-anpo-speech
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする