浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

鶴見俊輔

2015-09-25 17:33:26 | 日記
 先日届いた『現代思想』の臨時増刊号「鶴見俊輔」を読む。この人の名前は、高校時代から知っていた。鶴見の本は何冊か読んでいる。書庫にも何冊か並んでいるはずだ。

 鶴見は、「・・・・主義者」というものではなく、自由な思考の持ち主であったとおもう。「・・・主義者」になると、その「・・・主義」に忠実になろうとする傾向がでる。ボク自身も、若い頃はマルクス主義の本をたくさん読み、一時期は「マルクス主義者」と自覚していた。しかし今は、忠実になろうという思想は持っていない。平和主義や民主主義は、もちろんそれには忠実であろうと思っているが。

 さてこの臨時増刊号、もちろん書き手の方々は、鶴見についていろいろ書いているのだが、その文の中に、心動かされるものをいくつか発見し、本を読むって素晴らしいなあと思うのである。

 海老坂武の文の、『きけわだつみのこえ』の中に、「自分は国のために見知らぬ人間を殺せるか」という問いがないという指摘。そして鶴見の「私たちは国家指導者ほどの悪をなし得ないことの故に、私たちのほうが倫理的に優位に立っている」ということば。

 
 高橋武智の「ベ平連とは・・・・「国家に呑み込まれない人」「国家から自立しようとする人」「国家の言うとおりにならない人」」だという指摘。

 室謙二の、鶴見の考え(ことば)の説明、「」憲法9条のつくられ方にも内容にも嘘があるかもしれない。しかしその嘘をマコトに変えるのが私たちだ」。

 上原隆の、鶴見の「態度の思想」の説明。「態度の思想は、その人が何を考えているか、何をいっているかよりも、ある状況下でどのような行動をとるかということに、その人の思想は顕れる」。


 触発されることばが、次々と現れる。本を読むことの素晴らしさがここにある。これらの言葉の群れを前に、考える。そして自らの血肉としていく。読書とは、そういうものだ。

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自民党・NHK共同体

2015-09-25 15:30:21 | メディア
 NHKが「安倍政権のNHK」と一般的に認定されていることは周知の事実だ。自民党・公明党政権の広報放送となっているNHKの経済基盤を安定化させようと、自民党が下記の提言をまとめたという。

 ヒドイ国だ。政治権力の片棒をかつぐ放送局の経費を、税金化してあげようという、安倍政権を支えてくれたNHKに対するご褒美なのだろう。こんな事態を、許しておいてよいものか。

 怒り!


NHK受信料「義務化を」 自民提言書 マイナンバー活用も

9月25日 朝刊

 自民党の「放送法の改正に関する小委員会」(佐藤勉小委員長)は二十四日、NHK受信料の支払い義務化を検討するよう総務省とNHKに求めた提言書をまとめた。


 提言書では、義務化についての具体的な制度設計や、マイナンバーを活用した支払率向上に向けた仕組みづくりの検討を総務省に要請。NHKに対しては、義務化が実現した場合、どの程度の値下げが可能になるか試算するよう求めた。


 受信料の支払率は76%(二〇一四年度末現在)で、放送のあり方を検討する同小委が公平負担の徹底をめぐり議論してきた。支払いを義務化するには放送法の改正が必要で、〇七年に検討されたが見送られている。


 NHK広報局は「三カ年経営計画に基づき、受信料制度のあり方の研究を進めている。視聴者・国民の理解が得られることが、何より重要で不可欠なものと考えている」とのコメントを出した。
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壊憲策動に終止符を!!

2015-09-25 07:56:43 | 政治
 安倍政権と自民党は、世界共通の人権保障や民主的な制度を根こそぎなくしてしまおうとしているようだ。現在の日本国憲法は、基本的には世界標準の内容を持つ。

 ところが自民党が公にしている改憲草案は、世界標準を無視した、途轍もない反民主的なものだ。世界に恥ずかしい内容であるし、もしそうなったら人権も何もない、国民を国家の僕(しもべ)にするものだ。

 アベは、昨日、次の参議院選挙で改憲を公約に掲げると明言したそうだ。

 自民党の憲法草案が、いかにひどいものであるかを、しっかりと見つめて欲しい。もしそれが実現したときの社会がいかなるものになるのかを想像して欲しい。

 今まで、自らの意見を表明してこなかった方々も、日本の大きな転換期であることを自覚して、声を上げて欲しい。

 下記に、自民党の草案のアドレスを掲げた。

http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf

 このままでは、日本は民主主義も人権も無く、アメリカに経済的軍事的な貢献をさせられ、日本人はまさに奴隷状態にされること必定である。

 みずからと子孫のために、よりよい日本をつくる、こうした自覚が求められる時代に突入している。

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