夕方畑にいたら、カラスがどこからか飛んできて、小さな蛇を加えて飛んでいった。太陽はすでに傾き、夜へと移行し始めた頃だった。カラスの眼はそんなにもよいのかと、驚いた。
自転車で帰るとき、思った。そういう眼を持たなければならない、と。
先日、昨年12月、自衛隊統合幕僚長がアメリカ軍高官との会談で、「戦争法案」が夏までに成立し・・・・などと、未だ国会にもかけられていない議案について米軍幹部にその成立について説明していたことが発覚した。
米軍幹部との会談は、閣議決定前、国会審議前だ。まさに日本は軍部主導の政治体制へと変貌していることが判明した。
今日ボクは、保阪正康氏の『昭和天皇実録 その表と裏1』(毎日新聞社)を読み終えた。この本の対象は「太平洋戦争の時代」である。そこで何度も指摘されていたことは、主権者である天皇にも、アジア太平洋戦争の戦況については軍部によってウソの報告がなされていた、ということだ。つまり軍部は、天皇にさえ真実は教えない。天皇が知らないのだから、だまされているのだから、国民は真実を知るわけがない。
そういう時代があり、そのようなあり方が、1945年をつくりだしたのだ。敗戦に至る過程で、実に多くの人間の生命が失われた。
そういう時代と、今は相似形である。米軍と共に自衛隊が突っ走り、その後を政治が追いかける。何ということだ。戦前と全く変わっていないではないか。
こういうあり方でよいのか。
日本は、軍主導によって破滅へと歩んでいった。そういう歴史から、学ぶべきではないか。
残念ながら、日本は民主主義国家ではない。
ボクたちは、カラスのような眼を持って、おかしな動きがあったら、それを止める、やめさせる・・・という行動を選択していかないと、まさに「戦後民主主義」は虚妄となってしまう。
自転車で帰るとき、思った。そういう眼を持たなければならない、と。
先日、昨年12月、自衛隊統合幕僚長がアメリカ軍高官との会談で、「戦争法案」が夏までに成立し・・・・などと、未だ国会にもかけられていない議案について米軍幹部にその成立について説明していたことが発覚した。
米軍幹部との会談は、閣議決定前、国会審議前だ。まさに日本は軍部主導の政治体制へと変貌していることが判明した。
今日ボクは、保阪正康氏の『昭和天皇実録 その表と裏1』(毎日新聞社)を読み終えた。この本の対象は「太平洋戦争の時代」である。そこで何度も指摘されていたことは、主権者である天皇にも、アジア太平洋戦争の戦況については軍部によってウソの報告がなされていた、ということだ。つまり軍部は、天皇にさえ真実は教えない。天皇が知らないのだから、だまされているのだから、国民は真実を知るわけがない。
そういう時代があり、そのようなあり方が、1945年をつくりだしたのだ。敗戦に至る過程で、実に多くの人間の生命が失われた。
そういう時代と、今は相似形である。米軍と共に自衛隊が突っ走り、その後を政治が追いかける。何ということだ。戦前と全く変わっていないではないか。
こういうあり方でよいのか。
日本は、軍主導によって破滅へと歩んでいった。そういう歴史から、学ぶべきではないか。
残念ながら、日本は民主主義国家ではない。
ボクたちは、カラスのような眼を持って、おかしな動きがあったら、それを止める、やめさせる・・・という行動を選択していかないと、まさに「戦後民主主義」は虚妄となってしまう。