私は、感染力が強く、早期に対応しないと重篤化する新型コロナウィルスを制圧するために、第一に必要なことは、まず厚労省の医系技官から権限を奪って、現場に精通している医師たちに方針を立てさせることだと思う。
今回の新型コロナウィルスに対する厚労省の対応は、2009年の新型インフルエンザのときと全く同じなのである。しかしその対応は、失敗している。
厚労省は、検疫官を成田に派遣して、簡易な診断キットで感染の疑いがあるものは、有無を言わせず入院させた。しかし本当に感染しているかどうかのPCR検査にはきわめて消極的であった。
新型インフルエンザにかかっているかどうか、そのためのPCR検査が必要かどうかの権限を、実際に患者を診ている医者ではなく、保健所にやらせた。したがって、PCR検査はあまり実施されなかった。
幸運なことに、新型のインフルエンザはたいしたことないままに推移したが、その方法を、今回も厚労省は踏襲しているのだ。
しかしそのときのインフルエンザと今回の新型コロナウィルスとは質的に異なり、新型コロナウィルスのほうが何十倍も危険である。すでに感染者数や死者の数をみれば明らかだ。にもかかわらず、厚労省は方針を変えない。厚労省の医系技官は、現場で患者を診ずに、机上で方針を立てるペーパードクターだからだ。
アメリカ・NEW YORKではどうなっているか。私は海外のニュースを追っているが、日本の危機感のなさにはあきれている。次のレポートは読むべきだ。
新型コロナ、若者が次々に重篤化 NY感染症医の無力感
今回の新型コロナウィルスに対する厚労省の対応は、2009年の新型インフルエンザのときと全く同じなのである。しかしその対応は、失敗している。
厚労省は、検疫官を成田に派遣して、簡易な診断キットで感染の疑いがあるものは、有無を言わせず入院させた。しかし本当に感染しているかどうかのPCR検査にはきわめて消極的であった。
新型インフルエンザにかかっているかどうか、そのためのPCR検査が必要かどうかの権限を、実際に患者を診ている医者ではなく、保健所にやらせた。したがって、PCR検査はあまり実施されなかった。
幸運なことに、新型のインフルエンザはたいしたことないままに推移したが、その方法を、今回も厚労省は踏襲しているのだ。
しかしそのときのインフルエンザと今回の新型コロナウィルスとは質的に異なり、新型コロナウィルスのほうが何十倍も危険である。すでに感染者数や死者の数をみれば明らかだ。にもかかわらず、厚労省は方針を変えない。厚労省の医系技官は、現場で患者を診ずに、机上で方針を立てるペーパードクターだからだ。
アメリカ・NEW YORKではどうなっているか。私は海外のニュースを追っているが、日本の危機感のなさにはあきれている。次のレポートは読むべきだ。
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