最初からこうすればよかったのだ

　この COVID-19に関しては、通常の医療活動とまったくことなった検査ルートが設定されている。

　たとえば、いつもかかっている医者に診てもらう。その診察の中で、たとえば血液検査をしたり尿の検査をするのは、医者の判断である。

　ところが COVID-19の場合は、患者を診た医者ではなく、まず保健所が判断し、それもできるだけ検査をさせないように指導し（これは厚労省の医系技官の指示である）、それでもやっと保健所を通過すると、帰国者・接触者センターの医師にまわし、そこで判断される。センターの医師も、厚労省の医系技官の指示を受けているから検査をできるだけさせないように行動する。

　その結果、症状は出ているのに検査はされないので、別の医院に行ったり、外出したりして、ウィルスをまき散らす。

　こういうことが堂々と行われていたのである。韓国などのやり方をまったく無視して感染を拡大させてきた。

　こんなにも感染者を増やしたのは、政府、「自分ファースト」の東京都知事の責任である。

　だが彼らは責任をとらない、日本人は権力者に対して責任追及をしないから。責任追及は、日本の場合、上から下へとなされるのが普通だからだ。

　＜新型コロナ＞県、ＰＣＲ検査拡充へ　かかりつけ医が判断、保健所通さず

「アベノマスク」の疑惑

アベノマスクに“虫や髪の毛、カビ”を厚労省が事前に把握しながら隠蔽！ マスクの費用や納入業者にも辻褄があわない謎が…

日本と韓国との違い

　日本の感染対策は、国民に「自粛」を求めるだけ。

　3月20～22日の連休の時に、国民の気が緩んでしまったようだとか何とか、言っていたなあ。しかしこの時、政府、東京都はオリンピックを必ずやると叫んでいたではないか。そんな状態で、「自粛」を求めても、人びとが動かないわけがない。

　韓国は“封じ込め”成功？拡大阻止対策日韓の差は？

　韓国や台湾は、有能なリーダーや、ほんとうの専門家がいるからなあ。

早期発見、早期治療

　PCR検査を抑制していた結果、感染が拡がり、いつのまにか感染しているという感染ルート不明の陽性者が増えている。

　この男性、11日に発症したようだ。そして陽性が判明したのがその5日後。発症してすぐにアビガンを投薬していたら助かったかもしれない。それにしても、今もって、発症してもすぐに検査されないという状態が続いている。

　この男性、厚労省に殺されたようなものだ。

“軽症”で自宅待機の５２歳、死亡　埼玉

これはすごい数字だ！！

　感染者として表に現れない感染者がたくさん、たくさんいるということだ。

慶應大病院「新型コロナ以外」入院患者、5.97％で陽性　院内感染対策として入院患者全員にPCR検査

　東京では、６㌫の感染者がいると想像できるということだ。となると、東京都の人口×0.06＝？

　すごい数になる。

COVID-19は手強いウィルス

手強いウィルスであることが、韓国の事例から示されている。

抗体できてもウイルスは生きていた、コロナのミステリー

　この手強いウィルスが次々と感染している。静岡県でも、今日4人が感染し、57人となった。富士宮の二人は感染経路が明確のようだが、下田市と御前崎市のそれぞれひとりは不明だという。なんで御前崎市のようなところで感染者がでたのかと思ったが・・・

　御前崎市の場合、感染者は県外などにでたことはなく、また感染者と接触したこともないそうだ。なぜかを考えてみると、原発の存在に行き着く。御前崎市には、稼動はしていないが原発がある。その関係者は、稼動していなくても様々な工事などでたくさんいる。中部電力の原発だから、本社のある名古屋市とも、社員は往復していることだろう。御前崎市には、県内外からのたくさんの出入りがある。ウィルスは自然に発生するわけないから、誰かが運んできたことは確かである。ネット（Twitter）を見ていたら、「感染者がでた店の2軒隣の接骨院に行ったけど大丈夫かな」というものがあった。何らかの商売をやっていたのなら、客の出入りはあるだろう。

　感染力が強い COVID-19には、とにかく警戒しなければならない。

使用できないなあ、「アベノマスク」

　466億円かけて全世帯に配布する「アベノマスク」。たくさんの不良品、カビが生えていた、髪の毛が入っていた、虫が入っていた・・・、マスクのゴムが左右対称ではない・・などの投稿もなされている。

　自分のところにもし配布されてきても、表面はきれいであっても、別に顕微鏡などで点検するわけではないから、どんな「アベノマスク」であっても、「不潔マスク」と推定可能だ。

　はやり使えない。

　それに、何か利権の臭いもする。公的な事業を、政治家がみずからの利権とつなげることはよくある。実際そういう情報がある。

　アベノマスクは3社と90億円で契約と回答も残りの1社は未公表、ミャンマーでの謎の動きも判明

毎日新聞・秋山信一記者

　毎日新聞の秋山信一記者は、政府の言うことに疑問を抱くことなく、またチェックすることもなく、ただ垂れ流すのが自分の仕事だと思っているようだ。こういう記者が書くものが載せられる毎日新聞。

　よく毎日新聞はLiberalだなんていわれるけれど、中にはそういう人もいるが、秋山記者のような人が闊歩するようでは、Liberal系の新聞社ではないな。

　さて、「アベノマスク」が「不潔マスク」であることは、毎日新聞がどこかから仕入れた「アベノマスク」の写真をみれば、一目瞭然である。そういう「不潔マスク」を「配布前に除外して」いないから、実際その写真などが投稿されているのである。

　しかし、菅官房長官は、「配布前に除外しており、計画を変更する予定はない」と記者会見で述べている。

　それを書いたのが、秋山記者。見出しは「不良品マスク「配布前に除外した。配布計画は変更しない」　菅官房長官」である。見出しは整理部の記者がつけたのだろうが、秋山記者が書いた内容がそういうものだからだ。

　その記事。「不潔マスク」写真付きである。では、この不潔マスク、毎日新聞は、「配布前」に入手したのかな？

　秋山記者は、政府の弁明をただパソコンに打ち続けている。

　「デジタル毎日」、購読をやめてよかった！

不潔マスクの増産

　こんなものに466億円をかけるなんて、何と言う無駄遣いであることか。安倍政権は、COVID-19 対策として、何か有効な策をとってきたか？ノーである。こんなマスクを配布するより、そのカネを防護服製造や、あるいは前線で医療活動をしている医療従事者にあげろよ！凡愚な政権は、常識がない。

“アベノマスク”また不良品　妊婦用に続き全戸用も

　政府が公表した三社のうち、どの会社が不潔マスクを納入しているのかはわからないが、実は私は興和株式会社の「三次元マスク」（M~S）という日本製マスクを愛用している。花粉症なので、これを買っているのだが、しかし今度の「アベノマスク」を受注し、不潔マスクを納入している会社が興和株式会社だとしたら、道義的に私は興和の製品を買わなくなる。

　私は、雪印製品は買わない。不祥事が起きたとき、雪印は公式には謝罪したが、裁判では居直った。そういう会社のものは買わない。また森永製菓も買わない。理由はいうまでもない。

厚労省はCOVID-19 感染者を見殺しにしている

　行政の不作為が、感染を蔓延させ、そのなかで人を殺している。検査は、まったく進んでいない。韓国では、広汎な検査・追跡・隔離・情報提供を積極的に行うことによって、感染者数を抑えてきたのだ。日本はそれがまったく不十分であり、最初の検査からして抑圧している。

積極的疫学調査は名ばかり。新型コロナ検査を制限するとても消極的な基準　　高熱・肺炎でも受けられないと切実な声。一方で不気味な死者数が増加

　「積極的疫学調査」の「調査」は、厚労省の医系技官や「専門家」会議の人びとのためのもので、庶民のためのものではない。

　厚労省、「専門家」の無策は、犯罪的である。

東京都知事の責任

　東京都は、都知事選を意識して、都知事はみずからが再選されることを意識して、そのための行動しかとっていない。イヤなヤツだ。

　都知事が行っているのは、都民に対する行動自粛だけであり、それ以外の措置はほとんど進んでいない。PCR検査の数は進まず、検査にまでたどりつくまでには大きな障壁が立ちはだかっていて、検査する人はすでに症状は重くなっている状態だ。症状が軽いが感染している人、感染しているが症状のない人、こういう人びとは未だ確認されていない。

　静岡県でも53人目の感染者がでたが、宣言が出ているにもかかわらず、静岡新聞記事によれば、「熱海市の女性は今月１０日に東京在住の知人と神奈川県小田原市で会い、車で熱海市に移動。自宅で夕方まで知人と自身の子どもと過ごした。」ということから感染した。要するに東京在住者が感染の原因となっているのだ。東京都が感染者をきちんと確定し、隔離しておいてくれたら、この女性は感染することはなかった。

　東京都の無策が、地方に感染をもたらしているのだ。東京都の、都知事の責任は重大である。

　私は、東京都知事に対して、大きな怒りを持っている。