浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

【本】駄場裕司『天皇と右翼・左翼』(ちくま新書)ーその1ー

2020-04-25 20:45:19 | 
 駄場さん、と呼ぼう。彼は経歴にもあるが朝日新聞記者であった。朝日新聞記者として、浜松支局にいた。私はその頃の彼とつきあいがあった。記事原稿を書き終えた真夜中、しばしばわが家を訪ねてきた。彼は記事一つ書くときでも、厖大な資料をもとに書いていた。私の友人で、他社の記者がいたが、その記者は早々に記事を書き終えると夜の街へと出て行った。その際私も同行することがあったが、駄場さんは、それはそれは丁寧に資料を集めて書いていたので、記事なんてそんなに資料を集めなくてもかけるのではないか、そこまで集めるなら研究者にでもなったらどうかと言ったことがある。
 彼と話をして、彼の頭の中には、たくさんの知識がきわめて整理されてしまいこまれていることが分かった。私の問いに、整理された知識がさらっと示されるという経験を何度もした。そのときに、この人の頭の中は、私とは構造が異なるとつくづくと思ったものだ。頭の良い人というのは、記憶したものをきれいに整頓して脳のどこかに格納できる人だと思った。

 彼が朝日をやめて、東大の社会学の大学院に入った頃まではつきあいがあったが、その後途絶えた。そしてしばらくして、ネットで彼の名が、歴史研究者として出てくるようになった。そして南窓社から後藤新平の研究書を出版していた。彼の最初の本、『大新聞社ーその人脈・金脈の研究』(1996年刊行)はいただいた。その大新聞社というのは、朝日新聞社である。

 彼の名をちくま新書の本に発見したのですぐに購入した。他に緊急の仕事があったので一度は中断したが、今日読み終えた。

 読み終えて、多彩な内容について厖大な資料を博捜し、それらを見事につなげてみずからの思考・推測につなげていくという記述は、あの頃の駄場さんの能力の高さがまったく変わらないでいることを認識した。

 それにしても、巻末に掲げられた文献・資料は尋常ではない。それらを読みとおす気力と、そこで得られたものを生かし切るという能力は、他の人にはない。もちろん私なんかは足元にも及ばない。すごい!という感慨をもちつつ、内容的にはどうしても看過できないものがある。(続く)


 
 
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医系技官と「専門家」の犯罪

2020-04-25 20:33:50 | 政治

岡江久美子も…PCR検査待機中の重症化続出で醜い責任転嫁! 専門家委員は「4日待てと言ってない」、田崎史郎は「厚労省の医系技官のせい」

 もううっと前から、検査を妨害しているのは厚労省の医系技官たちであると、何度も書いてきた。その妨害は今も続いている。今日、掛川市で感染者がでたが、この人も発症から検査まで2週間くらいかかっている。

 犯罪的な彼ら!!
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私と同じ認識

2020-04-25 12:29:10 | コロナ

なぜ国民がこれほど自粛しても感染者は減らないのか 余りに大きいPCR検査不足のツケ、東京五輪も絶望的
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「専門家」の逃げ?

2020-04-25 12:27:03 | 政治

コロナ専門家会議「”4日様子みて”言ってない」と虚偽説明…検査抑制で在宅死亡者増加か

 この規定は、まだ生きているよ。検査されていないから。
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院内感染は政治の責任

2020-04-25 10:44:10 | 政治
 全国の病院で、防護服や医療用マスクがまったく不足している。それもひとつの理由となって院内感染が各地で起きている。

 安倍政権は無為無策、自分ファーストの都知事、COVID-19 の流行を前にして、何も対策をとらなかった。安倍政権や都知事は、国民や都民に「自粛」だけをひたすら求め、流行がおさまらないのは「自粛」が足りない、といって国民や都民の責任を問う。

 しかしねえ、あんたらすべきことをすることなく、オリンピックを強行しようとしていたじゃないか。そのために、COVID-19 対策を何もしてこなかった。

 あまりにもひどい!!
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信用の問題:興和株式会社 

2020-04-25 08:51:04 | 政治
 私がいつも買っているのは、興和の「三次元マスク」である。花粉症のために、いつもそれを買っている。純日本製で、私の顔にフィットするからだ。まだ一箱ほどあるが、今度のアベノマスクでは、この興和への不信感をもってしまった。おそらくこの興和のものは、もう買わないだろう。

 黄ばんでいたり、髪の毛や虫が入っていたり、カビが生えていたりという情報が、写真付きで報じられた。未配布のものを回収して検品するといっても、これは衛生用品である。指摘されるまで堂々と配り続けていたわけだ。検品しても、眼に見えない汚れや、ひょっとして、COVID-19 も付着しているかもしれない。

 わが家では、たとえ配付されても使わない、と決めている。こういうものは、一度信用を失うと、もう買えなくなる。興和はおそらくこれでマスク販売が頭打ちになるだろう。

 私はもう、興和株式会社の「三次元マスク」を買わない!!


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