パバロッティ氏死去

リンク先の記事には「オペラ歌手」と掲載されていますが、もはやそのような括りで語られる方ではなかったと思います。エンターテイナーとしても、またもちろん三大テノールの一人としても名高いルチアーノ・パバロッティ氏が亡くなりました。71歳でした。



オペラ歌手のパバロッティさん死去…3大テノールの一人(yomiuri online)
パバロッティ氏逝く 日本でも惜しむ声(asahi.com)

つい先日、退院したというニュースを見たばかりでしたが、その後、容態が急変し、今回のような事態になってしまったようです。昨年のトリノオリンピック開会式での「誰も寝てはならぬ」が最後の舞台でした。ご記憶の方も多いのではないでしょうか。

率直なところ私は、氏の三大テノールとしての活動すら追っていないので、気の利いたことを言える立場にもないわけですが、その輝かしくもややクセのある響きは一度聴いたら忘れられない、非常に独特な歌声だったと思います。舞台(もちろん生に接したこともないので、DVDで見る限りにおいてですが。)で一目で分かるその風貌と、耳に刺すようなその明るい声は、確かに彼が稀有な存在であったことを十分にうかがわせるものです。

愛聴盤とまではいきませんが、彼の演奏で良く聴くのは、ムーティ&スカラによるヴェルディの「ドン・カルロ」です。YouTubeでも楽しめます。



ちなみにYoutubeでPavarottiと検索をかけると数多くの映像がヒットしますが、その中から印象に残ったものをいくつかリンクしておきました。サザーランドとの「ノルマ」グルベローヴァとの「リゴレット」、そしてプライスとの「仮面舞踏会」やBon Joviとの共演の様子などもあります。



またオペラキャスト様によれば、これから各ネットラジオで追悼番組も予定されているそうです。ご冥福をお祈りします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )