都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「工藤麻紀子展」 小山登美夫ギャラリー
小山登美夫ギャラリー(江東区清澄1-3-2 7階)
「工藤麻紀子展」
9/1-22
DMやWEB画像を見る限りではそれほど惹かれるものがなかったのですが、(むしろこの感じは苦手ですらあります。)実際に接すると意外と感ずるものがありました。主に「不思議な心象風景」(画廊HPより。)を手がけるという、工藤麻紀子の新作個展です。
奥の広い展示室にある、横3メートル超の大作ドローイング三点が見応え十分です。ポップな感触の、言い換えればややドギツくもある色彩の渦につつまれているのは、どこか寂し気な面持ちで佇む一人の少女でした。彼女は時にどこにでもありそうな都市の公園や、はたまた草木も枯れて折れている山奥の荒れ地に、奇妙なほど希薄な存在感をもってただポツンと立ち、また寝そべっています。それこそ自分が今、どこにいるのかさえ分からない、まさに彷徨っているかのような面持ちです。あたかも夢の中の情景を泳いでいるような雰囲気さえたたえています。
工藤麻紀子は2004年、オペラシティーアートギャラリーで開催された「タイム・オブ・マイ・ライフ 永遠の少年たち」にも展示があったようです。(同館HPでも確認出来ます。)残念ながら私もこの展覧会へ行っていながら、彼女の作品を覚えていないのですが、これからは注視して見ようと思いました。
共催なのでしょうか。タイミング良く、神楽坂の高橋コレクションでも工藤の個展が開催されています。そちらも時間を作って行くつもりです。
今月22日まで開催されています。(9/15)
「工藤麻紀子展」
9/1-22
DMやWEB画像を見る限りではそれほど惹かれるものがなかったのですが、(むしろこの感じは苦手ですらあります。)実際に接すると意外と感ずるものがありました。主に「不思議な心象風景」(画廊HPより。)を手がけるという、工藤麻紀子の新作個展です。
奥の広い展示室にある、横3メートル超の大作ドローイング三点が見応え十分です。ポップな感触の、言い換えればややドギツくもある色彩の渦につつまれているのは、どこか寂し気な面持ちで佇む一人の少女でした。彼女は時にどこにでもありそうな都市の公園や、はたまた草木も枯れて折れている山奥の荒れ地に、奇妙なほど希薄な存在感をもってただポツンと立ち、また寝そべっています。それこそ自分が今、どこにいるのかさえ分からない、まさに彷徨っているかのような面持ちです。あたかも夢の中の情景を泳いでいるような雰囲気さえたたえています。
工藤麻紀子は2004年、オペラシティーアートギャラリーで開催された「タイム・オブ・マイ・ライフ 永遠の少年たち」にも展示があったようです。(同館HPでも確認出来ます。)残念ながら私もこの展覧会へ行っていながら、彼女の作品を覚えていないのですが、これからは注視して見ようと思いました。
共催なのでしょうか。タイミング良く、神楽坂の高橋コレクションでも工藤の個展が開催されています。そちらも時間を作って行くつもりです。
今月22日まで開催されています。(9/15)
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