昨日紹介した教龍寺にはもう一口梵鐘があり本堂脇の廊下に置かれている。この梵鐘は明徳5年(1394)に鋳造されたもので元筑前州遠賀庄(福岡県岡垣町)黒山千手寺(廃寺)の梵鐘であったが、江戸後期この梵鐘は京都西本願寺から広隆寺に移ったようでその後どのようにして当寺へ移ったのかは定かではない。
以前紹介した宮島千畳閣に架けられている梵鐘(元筑前州宗像郡赤間庄の八所神社梵鐘)の撞座や乳の作風が教龍寺の梵鐘と類似していることなどから筑前芦屋鋳物師の鋳造作品ではないかとみられている。
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