修正。
かーちゃんの作業用にプレゼントした、小型のナイフ。
FLORINOXのD.LEMAIRE design "akma" DL-2とかってやつだ。
ご覧のとおりの小さいナイフで、柄はピンクに染められた牛骨、刃は12C27ステンレスのミラーポリッシュ。
使い始めてもう10年以上になるかな。
ちょっとした作業や庭仕事に重宝している。
ボルスターの丸いとこを回すと、片手でも刃が起こせる。
このくらい小さいナイフだと、俺みたいに手がでかいと操作しづらいものだが、こいつは実に操作しやすい。
きちんとライナーロックが掛かる。
柄には、ここにロックがありますよ的な切り欠きもなく、ロックの存在感はさりげない。
でも、これも実に操作しやすい。
こういうのを、洗練されたデザインというのだろう。
機能的で流麗。カメラがチャチで残念だ。
先端が大きくカーブした刃のため、長いこと研いで使っていたら、閉じた状態で、刃先がほんの少し柄から出てしまうようになった。
こんなふうに、閉じてても爪が引っ掛かるくらいだ。
これじゃ剣呑だから、先端を修正する。
小さいダイヤモンド砥石に水を付けて、先端の峰を研ぐ。
しかし、ダイヤモンド砥石が水を弾いてしまう。
そんなときは、台所洗剤を一滴垂らす。
すると、なんということでしょう、一面に水が広がるではないか。
中性洗剤恐るべし。シャンプーでもいいぞ。
先端の峰を、閉じたときの様子を確かめながら少しずつ研ぐ。
閉じた状態で刃先が引っ掛かんなくなるまで、ほんの少し削ればよかった。
具合よくなったら、ヘアラインに目をそろえて、角を面取りして、できあがり。