化粧。
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1992モデルの、くたびれ果てたフォークリフト。
冬は除雪、夏は草や土を運んだり、と、アウトドアで酷使されて20年。
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ご覧のとおり、色は褪せ、艶はすでになく、ペンキはハゲハゲ、下地はサビサビ。
だいたいが、赤系や黄色系は褪色がひどいから、余計にみすぼらしい。
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ということで、化粧直しをした。
ニッペのスペリオとかいう2液ウレタン塗料を使った。
せっかくのウレタンだが、化粧直しして売るわけでないから、そこは残念ながら刷毛塗りで。
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刷毛塗りでも、こんなにピカピカになる。
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こういうデカールは、きちんとマスキングして残す。
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2色塗りわけで、微妙にラインなんかも入っているので、マスキングに時間が掛かった。
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リフト周りは細い部材が多いし、込み入っているので、やたら手間が掛かった。
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ウェイトやフードのメーカーロゴは、下地がプレスや鋳込みになってたから、再現しなかった。
これはこれでキレイだと思う。
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安物の刷毛を使うと、毛が抜けてこんなことになる。
最初のうちはいちいち丁寧に取ってたけど、途中でメンドクサくなって、そのまま塗りこんでしまった。
安物の刷毛を支給したやつが悪い、ということにしよう。
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廃車の古いトラックから剥ぎ取って移殖した、ダルマヒーター。
24ボルトのモーターを12ボルトで駆動しているので、ゆるゆると回る。
フォークリフトはキャビンが狭いから、それでも十分効く。
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台座はアングルを溶接して組み、車体に溶接した。
デフロスタのダクトは排水ホース。
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デフロスタノズルは水道管。
そこらにあるもんで作ったヒーターシステムだ。
コングか俺は。
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シートは、座面が裂けていたのを、ありあわせのビニールレザーで張りなおしてある。
年式や使われ方からすれば、キレイになったほうでないかな。
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