アンテナ。


冷え込んだ日があったので、紅葉も進んできている。
一昨日の土曜はいい天気だったので、引っ越して以来気になっていたテレビアンテナの調整と、BSアンテナの取り付けをした。


パラボラは、2階テラスの手すりにマストを固定して、そこに取り付けた。
マストっても、ごらんのとおり水道管だけどな。
テラスの柱もまっすぐ立ってるわけでなかったから、取り付けるマストに2方向から水平器あてて確認しながら、スペーサー噛まして垂直を出した。マストが垂直でないと、アンテナ方向を調整するときに、左右に振ると高さも変わってしまって、グチャグチャになってしまうのだ。
このアンテナは、TDKのセンターフィードタイプで、だいぶ昔に買った物だ。小さいせいか、悪天候には強くない。
衛星位置計算サイトによれば、当地というかウチでは、仰角32.3°、磁方位230.2°くらいの方向に、アンテナを向ければいいはずだ。
なお、自宅の座標は、国土地理院の地図閲覧サービス ウォッちずで知ることができる。
仰角はアンテナ取り付け部の目盛で合わせ、方向は長年愛用しているシルバコンパスで決めて仮留め。
アンテナケーブルを仮接続してテレビをつけたら、いきなりマトモに映った。
テレビ画面をアンテナレベルゲージにして、かーちゃんに見てもらいながら、アンテナを微調整して、感度が最高になる位置に固定。
かーちゃんとの連絡はケータイ。2階と1階で怒鳴りあわなくて済む。便利な時代になった。
微調整は、まず方位で最大感度になる位置にしてから、仰角でさらに感度を狙う。調整は微妙なので、大きく動かさないことだ。
このアンテナでは、アンテナレベルは、どんなにがんばってもテレビのゲージで51~52/100だから、いい方ではあるまい。でも、普通の視聴には支障ないから、まあ当面いいかと。


次は屋根のてっぺんに上がって、UHFアンテナを調整。
マストには、今となっては不用品のVHFアンテナや、U-V混合器も残っている。
アンテナの向こうには、北海道駒ケ岳の砂原岳が見えている。
当地では、地上波テレビがアナログの時代から、UHF帯のチャンネルがあったので、デジタル化されてもアンテナはそのままでいけるのだ。
入居したままの状態では、NHKだけが日中でもアンテナレベル44~48/100と低く、時間帯によって画像が悪くなったり、受信不能レベルに下がったりしていた。
当地からは、アンテナのある室蘭が見えているのだから、これはないだろう、と。
室蘭のアンテナは、TVhを除く民法4局が共同アンテナで、NHKとTVhがそれぞれ単独になっているらしい。
ウチからアンテナのある測量山の方位は、真方位で49度といったところか。
地図で見ると、測量山のアンテナ配置は南北にバラケている。当地の方向では、1本の受信アンテナで全部の送信アンテナにドンピシャ、というのは難しそうだし、函館局の出力だけ他の半分だから、感度悪いのはそのせいか?
屋根の上からアンテナマストの付け根を緩めて、またテレビのアンテナゲージを見てもらいながら、アンテナを回して調整し、なんとか、ゲージで50以上までは改善できた。
それでも、早朝などは40台まで落ちる。まあ仕方ないか。
アンテナも古そうだしな。まずそこをなんとかしないと、ってのは正論だよ、うん。


屋根からの眺めは、実にいい。
南はマウンテンビュー。


北はオーシャンビュー。
噴火湾だ。


サンタさんの入り口。
かなり小柄なサンタさんでないと、入るのは難しいかもしれない。


まあまあなんとか、高所作業完了。
2階の屋根くらいの高さって、実はいちばんおっかない。
しょっちゅうやるもんでないな。
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