無理やり。

サンバートラック。
だいぶ前にスピーカーが壊れて、適当なスピーカーボックスを足元に押し込んで使っていた。


さすがにあんまりアレだろうと思い立ち、スピーカーボックスを分解。


取り付け穴のピッチはほぼ合っていた、と言いたいところだが、元が楕円スピーカーだから2箇所しか合わない。
しかも、本体も微妙に幅が大きくて、そのままでは嵌らないのだ。
このあとの写真が飛んでしまっていたのだが、スピーカーのフランジを削ってなんとか入るようにして、しかもツィーターも無理クリ取り付けてしまったのだ。
よい子は真似しないほうがいいような気がするけどな。


アンテナのシールドアースのハンダも切れてたから、修理。
ガスゴテは外作業には助かるな。
ここが切れると、ラジオのノイズが大きくなるのだ。
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年中行事。




毎年、躑躅とか八重桜が咲く今頃は、山の中の作業用道路をオープンさせる作業に追われる。


この写真の真ん中が道なんだけど、歩けたもんでない。


この写真も真ん中が道。
手前から刈って、道を出していくというか、もう道を拓いていく感じだ。


振り返れば、道がついている。


オオイタドリ、長過ぎ。
伸びたとこではもう背丈くらいあるから、刈っても重くて、作業が捗らない。


道をつけるには、地面近くを刈らなきゃない。
刃が軽石の多い地面でみるみる摩耗して、刃先が円周に沿って丸まってしまう。
こうなると、いわゆる逃げのない刃物になってしまうわけで、柔い草ならなんとか切れても、草の中に散在する幼木は切れずに弾いてしまう。


現場で砥ぐ時には、鋸用の目立て鑢の大きめのを使って、逃げ面を作ってやる。
目立て鑢は硬いので、熱処理された丸鋸でもザクザク削れる。


こんなもんでだいぶ切れ味が復活するのだ。
でも間に合わせみたいなもんだから、作業後にはきちんと刃を整えなおしたほうがいい。


林床にはマイヅルソウが咲いていた。
薄暗くて写真がぶれてしまったが。


いつもわりとよく見かけるアカハネムシだが、今年はとくに多いように感じる。
大発生だったりして。
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古斧。


いつのものかはわからないが、かなり古そうな薪割り斧。
オークションで入手した。
全長1メートルもあるから、頭がずいぶん小さく見える。
でも、こないだ買った薪割りよりは大きそうだったので、ほぼ衝動的に買ってしまった。
長いから送料のほうがだいぶ高かったでや。


小さく見えた刃だが、測ってみたら、刃の幅は24センチほどもある。
刃はサビだらけだ。


錆びてはいるが、刃は鋭い。現役だった頃は、きちんと砥いで使われていたのだろう。
使い手がいなくなるかなんかして、放置されて、錆びてしまったのかもしれない。


うっすらと銘らしきものが見える。
あとで刃のサビを落として確認しよう。


柄も、相当使い込まれている。
ここは刃のすぐ下になるが、玉を割るときに刃を打ち込む位置が奥過ぎると、割れ目の角に当たって傷つくのだ。最初の一撃を丸太の中心よりかなり手前に打ち込むことで、この傷はかなり回避できる。
それに気付くまで、俺も同じとこを傷つけたのだ。


そのさらに下、柄がくびれる部分のハツリ跡。
機械加工でなく、手作業で削り出したであろうことが伺える。


握り部分は、磨いたように滑らかになって黒光りしている。
かなり働いた斧だったようだ。


楔を打ってあるところから、割れが伸びている。


楔の頭。丸く見える。


握りはかなり太い。俺の手は小さいほうではないが、俺が握ってもこんなもん。


柄の尻を見ると、結構大きい材からきちんと柾目に材取りされているのがわかる。
ちゃんと木をわかってる人が作ったんだろう。


握りの磨かれたようになった部分では、木目が見える。
楢か樫か、そのあたりのオーク系の材のように思うが、俺の見立てに自信はない。


楔を抜いてみる。
あれ、楔じゃなさそうだぞ。


犬釘じゃん。


いまどきなかなか見ないよな。
そういや、じいちゃんの鉞には普通の釘が打ってあった。あれはほとんど楔の代わりになんないけど、この犬釘ならけっこう効いてたんでないかな。


錆びてはいるけど、きちんと尖っている。
余裕でまだ使える。


柄を外した。


柄の長さは、こないだ買った薪割りより10センチほど長い。
理屈では、長いほど遠心力を利用できるから、割りやすくなる。
それより太さがずいぶん違う。使ってたのは手のでかい人だったのかな。


ありきたりのネイルハンマーと並べてみた。
用途が違うとはいえ、思い切った太さだ。


刃を計量してみた。
こんな秤しかなくてアレだが、1.7キロあたりか。450匁ってとこだな。
こないだ買った薪割りが400匁だから、やや重い。
買った甲斐があったかな。


大量生産品の400匁の薪割りと比較。
刃は1寸ばかり長い、というか、刃としては幅広いというべきか。


刃渡りはむしろ短い。


厚みは同じくらい。


櫃の大きさはこんなに違う。
市販の替柄は細すぎて使えないっぽいな。


櫃に歪みはないようだ。


楔打ちにでも使ったのか、やはり刃の背にまくれがあった。


柄の、櫃に入っていた部分。
サビは移っているが、さほど痩せてはいない。


楔の入っていた先端は、さすがに荒れている。
だけど、ちょっと先を詰めて、割れをとめて、櫃に合わせて整形しなおして、うまいこと楔入れて、とかやれば、この古材の味を保ったまま再生できそうな気がする。
ちょっと楽しそうだな。むふふ。
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