修行が足りぬ。
![](/images/clear.gif)
サンバー、前回の記事の続き。
ネットでトラブル事例をいろいろ調べて、バルクリが悪くてバルタイが狂い、オーバーラップ過大でパワー出てない、という可能性があるらしいということなので、見てみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/d6/81c63bfb6d09a33aa39f575235bf7cfd.jpg)
俺のサンバーは赤帽エンジン。
プラグコードやブローバイとアースを外し、赤いヘッドカバーを外す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/09/196e2cd9a3456df21468b10793e8bcfb.jpg)
ヘッドカバーからオイルが漏れるといわれているサンバーだが、それほどのことはない。
カバー外すとオイルが排気マニフォルドに垂れるから、ボロでカバーしておく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/3a/390c7305c62d004a57879f1651f86fa6.jpg)
開けた。
シングルカムのSOHCで、各気筒2バルブの4気筒だから、真ん中のカムシャフトを中心に、都合8本のロッカアームが並んでいる。
上にキャブ、下に排気管なので、ロッカアームも上が吸気、下が排気だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/bd/1f863447c6b557b9a19810ec52ff2cbd.jpg)
絵がぶれたが、ロッカアーム先端にあるこの小さなマイナススクリュで、バルブとこのスクリュ先端の隙間を調整するのだ。
この調整が必要ないエンジンもある。自動調整式の油圧ラッシュアジャスタが付いてるか、直打式でスクリュでなくシムで調整するタイプか、同じく直打式のサイドバルブとか、さもなきゃ2ストかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/69/5137844e54a6f800cad43b4c6f41351a.jpg)
外したボルトはこれだけ。
長いのがカバーのボルトで、短いのはカバーと車体をつなぐアース線のボルト。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c3/bc142b523ee9fc6ab97c0b7318d81b9b.jpg)
クランクプーリーで上死点に合わせて、規定値に調整する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/11/4c570a80466527c0a9df8d0bb9f86bad.jpg)
測定は隙間ゲージ。
これでドンピシャ測定するには、かなり練習が必要だと思う。
俺はいまだに自信ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/6a/06a0451113e5722ee664a4a7e0aa2412.jpg)
ゲージの設定にない数値の場合は、このように複数を組み合わせて使う。
小数の計算ができることが要求されるから、幼児にはムズカシイ測定器だな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/b8/65913f90527b4c4d61c97c64cab02eba.jpg)
全部測定したが、許容範囲外に詰まりすぎていたのは#2のEXだけだった。
あとのは詰まってても許容範囲だったり、むしろ開き気味だったり。
うーん、バルクリは外れ臭いかな・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/9e/2165a5321dfd427824c3ef7aa009e15e.jpg)
ビフォーの冷機始動直後の吸気負圧。
このゲージの単位は水銀柱インチ。
18inHgだから、457mmHgってとこか。極端に悪くもないけど良くもない。
SI単位の数値が知りたい読者諸兄は、各位換算していただきたい。
針は不規則にゆっくりハンチングする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/fc/f30800e82f2de14881e6038ae430ec72.jpg)
バルクリ後の冷機始動後。
んー、変化なしとみていい範囲だな。
外れだ。
相変わらず針はやや振れる。
ふとピンと来て、点火位置を見てみたら、大幅に遅れていた。ATDC15°あたりか。
この症状、実は前にもあったのだ。
写真を撮ってなかったが、ポイントのカムフォロアであるヒールが摩耗して、開くのが遅くなり、隙間も小さくなっていた。逆に、ポイントが摩耗すると開くのが早くなるから、点火位置は進む。
ポイントは調整でまだ使えそうだったので、軽く研磨して調整した。
点火位置も再調整して、BTDC6°に合わせた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/f2/101c5de7cc665117ddfca798b62ca792.jpg)
アフターの冷機始動直後。
おーいいじゃん。20.5くらい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/cb/a16f6e7988048fb7cbdcbe8caa15d828.jpg)
ビフォーの暖機後。
20.5あたり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f4/d4d44e07a95846cc44a57f3e3e916a9e.jpg)
アフターの暖機後。
22.5。いいねえ。
テストランしたら、加速も登坂も至って普通というか、今までひどかったからキモチイイくらいだった。
キャブを掃除したせいだろうが、同じとこ走るのにもバキュームは低めで済む。
んー、過去のトラブルで学習しなきゃだめだよなやっぱり。
ネットでトラブル事例をいろいろ調べて、バルクリが悪くてバルタイが狂い、オーバーラップ過大でパワー出てない、という可能性があるらしいということなので、見てみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/d6/81c63bfb6d09a33aa39f575235bf7cfd.jpg)
俺のサンバーは赤帽エンジン。
プラグコードやブローバイとアースを外し、赤いヘッドカバーを外す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/09/196e2cd9a3456df21468b10793e8bcfb.jpg)
ヘッドカバーからオイルが漏れるといわれているサンバーだが、それほどのことはない。
カバー外すとオイルが排気マニフォルドに垂れるから、ボロでカバーしておく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/3a/390c7305c62d004a57879f1651f86fa6.jpg)
開けた。
シングルカムのSOHCで、各気筒2バルブの4気筒だから、真ん中のカムシャフトを中心に、都合8本のロッカアームが並んでいる。
上にキャブ、下に排気管なので、ロッカアームも上が吸気、下が排気だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/bd/1f863447c6b557b9a19810ec52ff2cbd.jpg)
絵がぶれたが、ロッカアーム先端にあるこの小さなマイナススクリュで、バルブとこのスクリュ先端の隙間を調整するのだ。
この調整が必要ないエンジンもある。自動調整式の油圧ラッシュアジャスタが付いてるか、直打式でスクリュでなくシムで調整するタイプか、同じく直打式のサイドバルブとか、さもなきゃ2ストかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/69/5137844e54a6f800cad43b4c6f41351a.jpg)
外したボルトはこれだけ。
長いのがカバーのボルトで、短いのはカバーと車体をつなぐアース線のボルト。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c3/bc142b523ee9fc6ab97c0b7318d81b9b.jpg)
クランクプーリーで上死点に合わせて、規定値に調整する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/11/4c570a80466527c0a9df8d0bb9f86bad.jpg)
測定は隙間ゲージ。
これでドンピシャ測定するには、かなり練習が必要だと思う。
俺はいまだに自信ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/6a/06a0451113e5722ee664a4a7e0aa2412.jpg)
ゲージの設定にない数値の場合は、このように複数を組み合わせて使う。
小数の計算ができることが要求されるから、幼児にはムズカシイ測定器だな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/b8/65913f90527b4c4d61c97c64cab02eba.jpg)
全部測定したが、許容範囲外に詰まりすぎていたのは#2のEXだけだった。
あとのは詰まってても許容範囲だったり、むしろ開き気味だったり。
うーん、バルクリは外れ臭いかな・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/9e/2165a5321dfd427824c3ef7aa009e15e.jpg)
ビフォーの冷機始動直後の吸気負圧。
このゲージの単位は水銀柱インチ。
18inHgだから、457mmHgってとこか。極端に悪くもないけど良くもない。
SI単位の数値が知りたい読者諸兄は、各位換算していただきたい。
針は不規則にゆっくりハンチングする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/fc/f30800e82f2de14881e6038ae430ec72.jpg)
バルクリ後の冷機始動後。
んー、変化なしとみていい範囲だな。
外れだ。
相変わらず針はやや振れる。
ふとピンと来て、点火位置を見てみたら、大幅に遅れていた。ATDC15°あたりか。
この症状、実は前にもあったのだ。
写真を撮ってなかったが、ポイントのカムフォロアであるヒールが摩耗して、開くのが遅くなり、隙間も小さくなっていた。逆に、ポイントが摩耗すると開くのが早くなるから、点火位置は進む。
ポイントは調整でまだ使えそうだったので、軽く研磨して調整した。
点火位置も再調整して、BTDC6°に合わせた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/f2/101c5de7cc665117ddfca798b62ca792.jpg)
アフターの冷機始動直後。
おーいいじゃん。20.5くらい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/cb/a16f6e7988048fb7cbdcbe8caa15d828.jpg)
ビフォーの暖機後。
20.5あたり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f4/d4d44e07a95846cc44a57f3e3e916a9e.jpg)
アフターの暖機後。
22.5。いいねえ。
テストランしたら、加速も登坂も至って普通というか、今までひどかったからキモチイイくらいだった。
キャブを掃除したせいだろうが、同じとこ走るのにもバキュームは低めで済む。
んー、過去のトラブルで学習しなきゃだめだよなやっぱり。
![](/images/clear.gif)
![](/images/clear.gif)