4WDバキュームソレノイド。

サンバートラック。

今年、雪もなくなって春になろうかという頃、AWDが抜けなくなった。


俺のサンバーは、セレクティブAWDだ。
シフトレバーの頭に付いてる、赤い「4WD」スイッチを押し込むと、フロントドライブのドグクラッチがバキュームサーボで接続され、AWDになる。スイッチをもう一度押して戻すと、バキュームサーボでドグクラッチが抜かれる。
作動用のバキュームは、エンジンの吸気バキュームをインマニから引っ張って利用している。
バキュームサーボはトランスミッションについていて、かなり大きなダイヤフラムアクチュエータになっている。
バキュームの切り替えは、電磁式のソレノイドバルブで行っている。そのソレノイドバルブがいかれたのだ。
いかれかたによって、4WDに入らなくなったり、抜けなくなったり、ウンもスンもなくなったりするだろうが、このバルブを車載状態でも、サーボにつながるバキュームホースを入れ替えて試してやれば、このバルブが悪いのか、4WDスイッチ系統が悪いのか、といったトラブルシュートができる。
俺の場合、ホースを差し替えて、4WDスイッチをONにしたら、4WDが抜けた。つまり、スイッチ系統とバキュームサーボはOKなので、こいつが原因だとわかったのだ。
故障してからしばらくの間、4WDに入れたら、抜くときはハッチ開けてホース差し替えて、ってやっていた。
春になれば四駆はほぼ使わないしな。


ソレノイドバルブは、エンジンハッチの縁、中央やや左前方に付いている。
汚えな。


前にエンジン載せ替えたとき、バキュームフィッティングを1本折ってしまっていた。
適当に直して使えていたのだが、本体の寿命が来ちゃしゃあないな。


新品を取り付ける。
5000円以上する、結構高価なパーツだ。
上のほうに取り付けスタッドが写っている。本体のステーをナット1個で取り付けているだけだ。
ネジが腐ってたから取れるか心配だったが、齧ることもなく普通に外せてよかった。


仮付けして作動チェック。
エンジンかけて、4WDスイッチON。


4WDがつながると、インパネのインジケータが点灯する。
以前、4WDを抜いてもこれが点きっ放しになったこともあった。原因はインジケータのスイッチの齧りで、スイッチ外して5-56吹いてガチャガチャやったら直った。以後その症状は再発していない。
インジケータのスイッチはドグクラッチの位置を見ているだけなので、4WDスイッチの系統が悪くても作動する。4WDを抜くと結構なショックがあるなど、4WDインジケータが点灯していても4WDが実際抜けているかどうかはわかる方法がいくつもある。


4WDスイッチOFF。インジケータが消灯した。OKだ。
あとは本付けして終わり。部品さえあれば簡単な修理だ。
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