ご褒美。


サンバーのフロントをジャッキで揚げて、フレームのジャッキポイントにウマをかける。


左ホイールを外して、ブレーキを見る。
ディスクの1/3も当たってないなこりゃ。
限界を越えていると思われるこのブレーキローターを交換しよう。


パッドを外してみると、ひどい偏摩耗だ。
コイツも交換する。


ブレーキローターは、帽子型で、ハブにかぶさるように嵌っている。
この中央の穴に入っている筒のように見えるのが、ハブのセンターだ。
ブレーキドラムでもそうだが、古いクルマはここがガッツリ固着していて、ちょっとやそっとじゃ外せない。
古いクルマでなければ、サービスホールにM8のボルトをねじ込んでローターを浮かせるだけでとれてくるけどな。


試しにボルトねじ込んでもびくともしなかったので、浸透潤滑剤を吹いたり、あぶったり叩いたり、いろいろやって外す。
再使用するわけでないから、ハブさえ壊さなきゃいいのだ。


何とか外したローターの、ディスクの裏面。
当たりは1/3くらいかな。
ディスクにぶっ叩いた痕がついている。


ブレーキローターのセンター穴径は、ハブのセンター径だ。
KS/KVサンバーは、初期型だけここが59Φで、途中のモデルから60Φになっている。
59用のローターは、スバルではすでに廃番らしい。なので、60のローターを取り付けるには、ハブ込みで交換するよう指定されている。
と、ディーラーで教えてくれた。
それを聞いてハブを測ったら、59Φだった。偶然だが、ウチのK11マーチと同じだ。


ハブごとかよ参ったな、と思っていたのだが、探したら社外品で59対応のがあった。
パロートのF6-003Bってやつで、純正品番の26311-TA000相当だ。
助かったぜ。
なお、26311-TA001が60Φで、現在は26311-TA002にシフトしているらしい。


パロートの販売元は日立オートパーツらしい。
購入はモノタロウだったけど。


ハブの接合面をキレイにする。
サビを落とすだけなんだけどな。
フランジにサビが残ってるとディスクがブレてジャダーが出たりする原因になるから、きちんとやる。
ついペイントしたくなるけど、こういうとこにはあまりペイントしないほうがいい。取り付け後にペイントが引けて緩んだりするのだ。
塗るならごく薄くサラッとだ。


新品を試しに嵌めてみる。
センターはきっちり嵌る。よしよし。


新品は、鋳物を切削したまま、表面に油を引いてある。


その油をよく落として取り付けるようにという注意書きが入っていた。
そらそうだな。


側面というか縁には、最小厚さの刻印があった。
錆びたら見えなくなるけど。


とりあえず、ムキ身じゃアレだから、ディスク以外の部分に耐熱塗料をサラッと塗っておく。
ディスクにはみ出た分のペイントは、シンナーでよく拭き取ればいい。
ま、塗ったって錆びるもんは錆びるから、気休めだけどな。


パッドはMKカシヤマの社外品。


親切にも、バックプレートに左右の刻印が入っていた。
LHはLeft Handで、左側だ。


キャリパのピストンは、めいっぱい引っ込めておく。


組み付け後。
キャリパのサビっぷりが際立つな。


次は右のディスク外側。
1/4も当たってるかどうか。


内側もこのとおり。


パッドもスジスジ。


で、アフター。
ローター交換自体はたいした作業でないんだけど、なにしろローター外すのが大仕事だったな。


まもなくメーター3回転めだから、ご褒美の交換だ。

追記>
↑読者に誤解を与えたとおり、表現がまぎらわしいな。
メーターはもうすぐ2回転し終えて、3回転めになる。オド表示は97,528.9kmだが、実際の走行距離は197,528.9kmだ。


50kmばかり走った状態を、ホイールの穴から。
なお、ディスク交換してホイールを取り付けたら、少し走ったらナットのトルクチェックをすることだ。
ローターとハブセンターの嵌合部が完全に落ち着くまでのことだから、最初10kmかそこら走ったら1回、念のためその後数十km走ったらもう1回くらいは、トルクチェックをしたほうがいいと思うぞ。
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庭通信。


庭のウドは、すっかり枯れた。


隣地のギンドロとナナカマド。
ほぼ葉が落ちている。


白く目立つ、ギンドロの落ち葉。


生垣のイボタの実は熟してきた。


生垣に混じって生えたツルウメモドキの実。


シソも実ができつつある。


まだ花も咲いている。
鮮やかな、これはホウキグサ。


可憐なノコギリソウ。
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またまたアオリ、の続き。


サンバーのリアアオリ。
こないだの続き。
両サイド付近にあった穴に追加パッチを当てて、ソラックス塗布した。


光明丹色のサビ止め塗装。
一液エポキシらしい。


継目を変性シリコンでコーキング。
変性シリコンコーキングは、上に塗装できる。


ありあわせのクリーム色ペンキで塗装。
全部塗るほどはありあわせてなかった。


ペンキを一晩乾かして、車体に取り付け。
ヒンジラインはバッチリ、一発でスルッと入った。


んーキャラメルマン。
剛性もガチガチだ。


荷台内側。
これでしばらく保つべ。
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